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令和に笑いを!「第18回2021年度 新作落語台本・脚本募集」

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作文・エッセイ
公募ニュース

多くの落語家たちが所属する落語協会では、寄席芸能の振興と発展を目的に、新しい落語台本を募集しています。作品は、現代物でも時代物でもOK。締め切りは6月30日。結果発表は12月10日、お江戸日本橋亭で行われる予定です。最優秀賞には30万円が贈られます。

落語は庶民の活力

江戸時代の元禄期ごろ、落語のもとになる「辻話」で銭を得る人たちが京、大阪、江戸に現れました。以来、落語は庶民が楽しめる演芸として長く親しまれてきました。

たとえば「寿限無」や「時そば」「まんじゅうこわい」……古典落語の名作を耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか? 「目黒のさんま」という噺を元に開催される「目黒のさんま祭」というイベントも有名です。

このように歴史のある落語ですが、多くの新作も生まれています。落語家みずからが創作する場合も多く、意欲的に新作を上演する人も多いようです。今回は落語作家の発掘・育成を目的に、新作を一般募集するもの。あなたの作品が寄席で上演されるかもしれません。

第一線の落語家が作品を待っている!

選考委員を務めるのは、三遊亭圓丈氏、林家正雀氏、三遊亭圓歌氏、柳家喬太郎氏、林家彦いち氏など一流の落語家たち。長年のファンの方は、ぜひ力作を投じて読んでもらいましょう! 今回は特にオリジナリティあふれる作品が期待されます。既存の落語のパロディや、小説の脚色などはNGなので注意しましょう。

とはいえ「マクラ・本題・サゲ」という基本的な構成や、落語特有の表現など、しっかり学んでから挑みたいもの。この機会に、さまざまな落語を聞いてみるのもオススメです。寄席(落語上演会)に足を運んでみたいところですが、それが難しい場合は、オンライン配信やCD、DVDを視聴する方法もあります。

笑いや風刺、人情を生き生きと表現する落語。人々を活気づけるアツい新作の登場を、落語家もお客さんも待っています!

 

「第18回2021年度 新作落語台本・脚本募集」

●賞:最優秀賞=賞金30万円

●締切:2021年6月30日(水)

 

青木緑

公募情報ライター。得意分野は短歌と川柳。いつか小説にも挑戦したい。公募ガイド公式Instagramでも執筆中。

 

出典:https://rakugo-kyokai.jp/news/4341/

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