理系的発想で挑もう!「第9回日経・星新一賞」
日本経済新聞社が主催する、星新一の名を冠した小説公募。一般部門では「理系的発想力を存分に発揮して読む人の心を刺激する物語」を募集します。作品の文字数は1万字以内。締め切りは9月30日(木)。グランプリ(星新一賞)には100万円が贈られます。生涯で1000以上もの作品を生みだした星新一に続く、優れた発想の物語が期待されます。
濃密な主催者WEBにも注目
東京大学農学部卒業後、大学院に進学し発酵の研究をつづけた星新一。小説には、その理系的思考が存分に生かされています。SFショートショートのスタイルを確立し、日本SF作家クラブの初代会長でもありました。
今回の公募には、漫画家のヤマザキマリ氏、作家の梶尾真治氏、筑波大学助教の佐野幸恵氏、俳優のムロツヨシ氏など、幅広い分野の著名人が審査に参加。応募作品を多面的に読み解きます。主催者のWEBには各審査員の意気込みだけでなく、創作のヒントや動画も満載。「物語を発明しよう」「物語に必要な構成」「物語に必要な要素」「タイトルを考える」など、魅力的なコンテンツは必見です。
「学生部門」「ジュニア部門」も開催!
一般部門だけでなく、中学生以上の学生を対象にした「学生部門」や、中学生以下を対象にした「ジュニア部門」も設けられています。親子や兄弟で取り組むのもオススメです。夏休みの挑戦にぴったりですね!
学生部門の課題は「30年後の未来を想像して物語を書いてください(1万字以内)」。ジュニア部門の課題は「100年後の未来を想像して物語を書いてください(5000字以内)」。この「30年後」「100年後」という設定の違いからどのような作品が生まれてくるのか、結果にも注目です。
「AであるからB、つまりC」というような、論理的思考、常識だと思われている前提を巧みに利用し、読者をアッと驚かせたり、ゾッとさせたりする理系的文学。可能性は無限大です。探究心を持ち、発想を飛躍させ、宙に浮くような物語を応募しましょう!
青木緑
公募情報ライター。得意分野は短歌と川柳。いつか小説にも挑戦したい。公募ガイド公式Instagramでも執筆中。
出典:https://hoshiaward.nikkei.co.jp/
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