世界農業遺産「静岡の茶草場農法」ビジネスアイデアプランコンテスト
静岡県では、世界農業遺産「静岡の茶草場農法」ビジネスアイデアプランコンテストを開催中。茶草場農法の認知度向上、地域の活性化につながるビジネスプランを募集しています。
締め切りは、2020年8月31日(月)17時。郵送の場は必着です。
世界農業遺産とは?
世界的に重要かつ伝統的な農林水産業を営む地域(農林水産業システム)を、国際連合食糧農業機関(FAO)が認定する制度。日本では11地域が認定されており、そのひとつが「静岡の茶草場農法」です。
※主催者WEBサイトの画像を引用しています。
「静岡の茶草場農法」は、秋から冬にかけて茶園周辺の採草地「茶草場」で刈り取った草をチャノキの根元やうね間に敷く伝統農法。この農法によって、茶草場における在来植物の多様性が守られているそうです。加えて茶草によって、茶の味や香りが良くなるそうです。
「静岡の茶草場農法」は、「美味しいお茶を作るための農家の取り組み」と「草を刈ることで維持される豊かな生物多様性」が両立している点が評価され、世界農業遺産に認定されています。
まさに、世界に誇れる日本の伝統といえますね。
あなたのアイデアで日本の伝統を守ろう
そんな世界的に重要な地域の伝統農法が抱える課題はこちら。
「緑茶需要の減少」
「農家の高齢化と担い手不足」
この2つの課題を解決するためのアイデアを募集しています。
自宅で緑茶を飲む習慣は、昔と比べて少なくなっています。また自動販売機やコンビニ、スーパーでお茶が手軽に購入できる環境も、緑茶需要の減少を加速させているのかもしれません。
認知を高めるアイデア、販売拡大や農法の維持に役立つアイデアで解決のお手伝いをしませんか。審査のポイントはこちら。
・新規性、創造性
・市場性、将来性
・実現可能性
・経済、社会への貢献
・世界農業遺産との関連
ビジネスプラン(事業計画)として仕上げるため、資金調達や組織運営、計画の提出が必要です。少し難しいかもしれませんが、グランプリには賞金20万円が贈呈されます。また、受賞したビジネスプランの実施の権利は応募者に帰属します。つまり受賞者自身の事業として取り組むことも可能です。
「アイデアが浮かんだ!」という場合にはぜひチャレンジしてみてください。
脇田知子
ライター、ラジオパーソナリティ。働く人が好きな働きマン。I-wave 76.5 FM (FM いちのみや)の「モーニングi 金曜日」「教えてナビ」でレポーターとして活躍中。公募ガイド公式Instagramでも執筆中。●note●インスタ
出典:https://www.chagusaba.jp/wp/archives/2607
コンテストの趣旨がより明確に伝わるよう、公式サイトの画像を一部引用させていただくケースがございます。掲載をご希望でない場合は、お問い合わせフォームよりお申し付けください。