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NHK短歌!

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作文・エッセイ
公募ママ

公募歴2年半にして入選回数100以上。驚異の入選確率を誇る塩田友美子さんには、どんな秘密があるのだろう。読めば自分も入選できる!?

みなさんは、欠かさず見ているテレビ番組はありますか?

私は「NHK短歌」を毎週楽しみにしています。

視聴者から募集し、入選した作品は講評をしてくださるという、これもひとつの「公募」なのです!

ウェブで簡単に応募できるのですが、実はこれまで避けてきました。

全国放送の上、選者は歌人ということもあり、短歌に対して無知な私には敷居が高いと思っていたのです。

しかし、毎週見ているうちに、短歌はある程度の自由が許されるのだと気づき始めました。

季語は不要で、句読点や「」で話し言葉のように詠む作品も紹介されており、思い込んでいた堅さはそれほどなく、初心者でも楽しめる可能性を感じたのです。

そして今回思い切って投稿してみたところ……まさかの入選連絡!

電話でしっかりとお伝えいただいたのですが、半ば疑いつつ首を長くして放送日を待ちました。

そして当日、開始5分前にはテレビの前に正座。

私の作品が詠まれた時の心拍数は異常値だったと思います

松村由利子先生が選者でお題は「数」。

入選した一首がこちら

 

「1、2、3、5と飛ばしてる三歳児あなたの4が埋まる寂しさ」

 

幼いこどもが数を順に正しく言えず、何度も数え直す可愛らしい姿。

できないことができるようになった時の成長は喜びでもありますが、寂しくもある複雑な心境があります。

焦らずゆっくり大人になっていいと、こどもたちへのメッセージも込めたつもりです。

私自身、放送日まで知らなかったのですが、この作品がなんと一席に!

松村先生は、こども向け作品が多い与謝野晶子や、児童関連の本を手掛けている方なので、子育てに関する一首に目をとめてくださったのかもしれません。

NHK短歌は賞状や副賞はありませんが、全国放送を家族が喜んでくれたことや、松村先生から身に余るお言葉をいただけたことはありがたい経験でした。

テキストにも掲載されるそうで楽しみにしています。

今回わかったことは、どのような公募にも「挑戦してはいけない人」などいないということです。

難しそうだな、こんな作品でいいのかな、と悩んでいる方がいたら、思い切って投稿することをおすすめします。

身の程知らずの私だからこそ、得ることができた賞もあります。

平成が終わる前に、どんどん投稿しましょう!