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「小さな助け合い物語賞」表彰式へ!

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作文・エッセイ
公募ママ

公募歴2年半にして入選回数100以上。驚異の入選確率を誇る塩田友美子さんには、どんな秘密があるのだろう。読めば自分も入選できる!?

先日、全国信用組合中央協会が主催する「小さな助け合い物語賞」で大賞をいただき、表彰式に行ってきました!

式は大都会の高層ビル内で行われました。

会場に近づくにつれ、緊張は高まる一方。

なにせ数時間前まで皿を洗っていた主婦が、慣れないセレモニースーツを着たものですから、まず街から浮いた存在になっていないかドキドキ。

それでも会場に着くまで付き添ってくれた主人の応援もあり、なんとか心奮い立たせて向かいました。

到着すると、まずは別室で打ち合わせです。

しっかりした台本と説明があり、受賞者の中で私が一番はじめに登壇するとのこと。

表彰、写真撮影、スピーチの流れです。

このような式は初めてで、急に不安になってきました。

待ち時間の間に賞状の受け取り方などを急いでスマホで調べ、頭の中で覚えてきたスピーチを繰り返しながら、いざ会場へ。

披露宴でもできそうな広々とした会場内には、300人ほどの関係者、ステージには役員の方が勢ぞろい。

こんなに大勢の前で話すのは人生でこれが初めての経験ですし、平常心を保つことで精一杯。

他の受賞者の方とお互い励まし合うことで緊張も少しずつほぐれましたが、スピーチは正直なところ、あまり記憶にありません。

感謝の意や作品への思いを一分間ほど話したつもりですが、笑顔で言えていたらいいなと思います。

その後は女優の藤野涼子さんによる、作品の朗読タイム。

明かりが落とされ素敵な音楽の中読んでいただき、自分の作品とは思えないほど、感情豊かに表現してくださいました。

一時間ほどの式でしたが、一秒ごとに胸に刻みたくなるような素晴らしい時間でした。

この公募のテーマは毎年「小さな助け合い」です。

今回は子育て中のちょっとした助け合いが連鎖し、大きなものを得た実体験を書きました。

タイトルをつけることに苦手意識のある私ですが、大賞に選ばれた「トラとトリ」はなるべく「読んでみたい」と思っていただけるよう考えたのです。

ほかの入賞者の方の作品も読ませていただきましたが、みなさんの心に響くエピソードに胸がいっぱいになりました。たくさんの素晴らしい作品の中で、大賞をいただけたことを心より感謝したいと思います。