俳句とアートが1つに! クロヌリハイク募集
みなさんは「クロヌリハイク」を知っていますか? クロヌリハイクとは、新聞記事の文字を黒く塗りつぶして、俳句を浮かび上がらせたアートなのです。
愛媛新聞販売所協同組合ではクロヌリハイクコンテストを開催中。課題部門は、課題の記事を直接塗りつぶして応募します。課題の記事はコンテストのホームページから印刷することができるので、気軽にチャレンジできますね! 自由部門では「愛媛新聞」または「ウィークリーえひめリック」の紙面を使用して応募します。興味のある記事を選び挑戦してみてください。選ばれると、自分の作品が掲載されたクロヌリハイクカレンダーと商品券が贈られます。
ところで、クロヌリハイクとはどのようにして作るのでしょうか? 実際に挑戦してみました!
季語を探そう!
最初に、新聞記事の中から季語を探します。ツツジや桜、トビウオなど色々あり悩みましたが、今回は夏の季語である「山若葉」を選ぶことにしました。
五七五にしよう!
次に、使いたい季語の周辺から使えそうな単語をつなげて五七五の俳句にします。使いたい単語が八文字だったり意味が通らなかったりと、苦戦しながらもなんとか一句出来ました。五七五に本文で作るだけではなく、見出しと本文の合わせ技や、縦書きの記事を横書きに見立てて単語を作るなど様々なアレンジも出来るそうです!
黒く塗りつぶそう!
最後に俳句で使う文字以外の部分を黒く塗りつぶして完成! ただベタ塗りをするのではなく、作品のイメージに合わせて塗ることで作品の見え方が違ってくるそうです。斜線や格子型、太マジックや薄墨などバリエーションが豊富で奥が深いですね。ぬりえの様でとても楽しく、いつの間にか没頭していました。完成した作品は「山若葉飽かず眺めるガラス色」です。「夏のみずみずしい山若葉は太陽の光でキラキラと輝き、まるでガラスのような色をしている。そんな若葉を飽きずにずっと眺めている……」という内容。黒塗りの部分は若葉の葉脈をイメージしてみたのですが……。ただ塗っただけのようになってしまい、難しかったです!
今回は課題部門に挑戦してみましたが、自由部門で作る時は季語の多い紙面を選ぶと作りやすいそうです。上達したら季語の少ない株式面などでも挑戦してみると面白そうですね! みなさんもぜひクロヌリハイクを楽しんでみてください。
(著者:香山衣美)
公募情報の詳細はこちら:https://www.koubo.co.jp/contest/senryu/haiku/044681.html
(2018年08月31日)