チャンスの大きい公募
公募ガイド愛読者の中で、小説家志望の方は多くいらっしゃるでしょう。
その方々には関係のない話かもしれませんが、個人的にSNSは必要だと思います。
というのも、公募ガイド8月号で羽田圭介さんが、
「小説家になりたいのであれば、今すぐSNSは辞めるべき」と、強く勧めていたからです。
SNSで感情を発散することは、創作活動の代替行為になってしまう危険性があると、忠告してくださっています。
記事を拝見して、私も内容に深く納得しました。
確かに、私もSNSで投稿すると、内にある思いを発信できたという微々たる満足感があります。
ただ、単純に公募好きで、ツイッターやインスタグラムをやったことがないタイプの方は、近頃感じているはずです。
SNSでなければ投稿できない公募が増えてきた、窮屈さを。
10年後の公募界を想像してみましょう。果たしてハガキでの募集は、まだ存在しているでしょうか。
ほとんどが、WEBやSNSでの投稿となっていることが予測できます。
この流れからいくと、今後も公募を続けていくつもりなら、投稿するひとつのツールとして、SNSを利用しないと損をするのではないでしょうか。
「そういうの疎いから」と手を出さなかった私も、公募のためだけにツイッターアカウントを作りました。難しい機能はわかりませんが、公募の投稿くらいはできます。
実際にそのおかげで、映画「団地」川柳や、アルク英語学習川柳、Live Fans夏フェス川柳などの公募に、入選することが出来ました。
いずれもツィッターでの募集のため、そもそもアカウントを持っていない人は、はなっからあきらめる傾向があります。つまり、入選率が高いということです。
実際に、SNSでの公募を避けている方は、多いのではないでしょうか。それはもったいない。
そういう公募にこそ、大きなチャンスがあるはずです。
ただ、羽田さんのおっしゃるように、日常のあれこれを書きすぎると作品にも影響する可能性があるので、そこはほどほどに。