はじめに
私でいいのでしょうか、という気持ちでいっぱいですが公募についてあれこれ書かせていただく。
約2年半前に公募を始めた私の入選数は、100を超えた。
ジャンルは、主に川柳、エッセイ、メッセージや手紙。
技術を要する写真やアートに比べると、誰にでも手が出しやすいジャンルだと思う。
おそらく、みなさんが思う1番の疑問は「どうしてこの人が入選するのか」ということ。
「なにか特別なことをしているのでは」という疑いなのではないだろうか。
明確ではないが、そこを自己分析していこうと思う。
私は文法も曖昧で、漢字も言葉の使い方もよく間違う、ど素人であるということを、まず皆さんにお伝えしておきたい。
ではなぜ入選するのか。
1番の理由はこれかな、と思うのは中学1年生から毎日書いてきた日記。
友人に打ち明けたら「暗いね」なんて言われたこともあったが、めげずに書き続けた。
それは、忘れっぽい自分の性格を自覚しているからだ。
今でもスケジュール帳には、小さな事まで書いている。
家のパソコンの前には、ふせんやメモ帳が散乱しており、明日やることや今日やりたいことを書いている。
書けば忘れない。
むしろ、書き残しておくことによって忘れてもいいので、頭がすっきりする。
現在こどもが2人いるが、2人分の育児日記も毎日書いている。
そのほかにブログも2つ書いている。これは更新頻度にかたよりはあるが。
とにかく、記録に残したいのだ。
書いて書いて、書いておきたい。
誰かに読まれるわけではないが、自分という絶対的な読者がいる日記。
時間が経過し、いつの日か当時の状況や感情を忘れてしまっても、大切なことはなるべく鮮明に思い出したい。そんな気持ちで書いてきた。
もちろん人生すべてを書き残すことはできない。
だからこそ、日記は誰が書いてもおそらく、要点をおさえようとするのではないだろうか。
この日記の繰り返しが、自然と文章の訓練となり、公募での入選を実現しているのかもしれない。