庁舎の市章を撤去 あくまで広告規制です、パクリ疑惑じゃありません
(2015年10月6日 神戸新聞NEXT)
市の庁舎と聞いて、まず思い浮かぶのがあれ。
一番高いところに目立つように掲げられた市章ですよね。
それが、兵庫県芦屋市では、なんだか妙なことになっているようです。
来年4月からの施行を目指す「屋外広告物条例」では、市章ですら屋外広告に該当するらしいのです。
そんなの別にいいんじゃない、って声も聞こえてきそうですが、規則は規則。
お役所が率先して実行しなければ、ということで、庁舎から市章を撤去する決定をしたのです。
うーん、どうなんでしょう。
市章がない市役所庁舎って、全国でもかなり珍しい存在になりそうですが。
今回の公募ニュースは、公募とぜんぜん関係ないじゃないかって?
そんなことはありません。
芦屋市の市章、実は公募で決定したものなんです。
市のHPから、ちょっと引用。
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この市章は、大正11年3月31日、懸賞募集によって制定された精道村章をそのまま引き継いだものです。その由来は、「精道村は、山を負い海に臨む風光明媚の地にして、芦屋・打出・三条・津知の旧4カ村から成り、円満、平和にして隆々として発展の勢あり、すなわち山、海、四、円平、旭を図示す」とされています。
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大正11年に実施された公募ですよ。
すごいですね。
歴史のある市章なんですね。
市の象徴として、ずっと庁舎に飾ってほしい気もしますが。