直木三十五ゆかりの地でお米15Kgがもらえる文学賞誕生!
大阪市天王寺区にある空堀(からほり)は歴史好きも注目、レトロスポットとして人気を集めているとっても味のある町。直木賞・直木三十五(なおきさんじゅうご)のゆかりの地でもあり文学ともなじみの深い地域です。そんな場所から誕生する作家の未来を応援しようと、本が大好きな商店街のお米屋さん協力のもと『からほり「米俵」文学賞』を発足、ただいま第1回目の作品を募集しています。テーマはずばり『空堀』。入賞者には「大阪府民のいっちゃんうまい米コンテスト2017」でグランプリを受賞したコシヒカリがもらえちゃいます!
-その日大阪が全停止した-のキャッチフレーズで話題を呼んだ、万城目学(まきめ・まなぶ)の小説『プリンセス・トヨトミ』は第141回直木賞候補作にあがった作品で空堀が舞台になっています。2011年には映画化「はいからほり」の文字が印象的なアーケードも劇中に登場、ロケ巡りなど観光地としても脚光を浴びました
地名の由来は大阪城の南側につくられた水のない (からほり)からきています。城の弱点とも言われ、真田幸村が「真田丸」を築いた場所でもあります。堀の幅が広く徳川軍が突破できなかったことでも有名です。大坂冬の陣後、埋めたてられましたがあちこちに石積があり、ゆるやかな坂や階段が多いのが特徴的な地域です。
大正時代から残る空堀商店街の長屋は再生プロジェクトによって「萌」(ほう)・「練」(れん)・「惣」(そう)と3つの建物に生まれ変わりました。中には飲食店やセレクトショップ、市民の力で立ち上げられた「直木三十五記念館」が入っています。建物の外観が純和風なのにチョコレート屋さんというギャップがたまらないお店も!歴史ある空堀には物語の要素がたくさん詰まっています。あなたならではの「カラホリ歴史物語」を作っても面白いですし、古い町並みと現代が融合したような空間は、時空を超えるタイムスリップ系のお話のイメージも膨らみます。
町の魅力がたっぷり味わえる物語を考えてみてください~
公募情報の詳細はこちら:https://www.koubo.co.jp/contest/literature/novel/030288.html
からほり「米俵」文学賞(2017年4月22日〆切)