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甘い? 苦い? 小説で味わう3行からのチョコレート物語

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作文・エッセイ
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小説投稿サイト「エブリスタ」が超・妄想コンテストの作品を募集しています。第43回のテーマは『チョコレート』。3行からでも応募できます!

 

チョコレートが登場する物語にはどんなイメージがありますか?今の時期だと、バレンタインから連想して「恋愛」モノが浮かぶかもしれませんね。第22回電撃小説大賞「メディアワークス文庫賞」を受賞した『チョコレート・コンフュージョン』はひょんなハプニング、誤解から生まれた恋愛ストーリー。コンフュージョンとは「混乱」を表します。2月14日の設定ならチョコは「恋」のアイコンに。義理なのか本命なのか、手作りなのか、手渡しなのかなど物話が展開する要素がたくさんあります。

 

井上荒野、川上弘美、小手鞠るい、吉川トリコ、野中柊、江國香織(敬称略)と、名だたる6名の作家さんが紡いだ短編集『甘い記憶 6 Sweet Memories』はどの作品にもチョコレートが登場!甘いだけじゃなく苦いところもしっかり表現されている大人テイストの物語です。作中の『二度目の満月』ではお酒とチョコを合わせる場面がでてきます。チョコにもいろいろな味があるよう物語の中で二人の関係性や人物を表すのに、チョコレートの存在自体にこだわってみるのもいいですね。有名ショコラティエが作った高価な1粒や、カカオ濃度の高いビターチョコなど特徴のあるものを登場させると、キャラが引き立ちます。

 

恋愛も中毒性がありますが、チョコレートも昔から食べ過ぎてはいけない禁断のイメージがあります。イギリスの冒険小説『チョコレート・アンダーグラウンド』では、甘いものは悪!と街からお菓子が消えてしまう場面から始まる物語。チョコレートを食べる自由を手に入れるため、立ち上がった少年たちが最後に勝ちとったのは幸せの象徴です。禁止されればされるほど隠れてでも食べたくなる中毒性と、食べるたびに与えてくれる甘美な幸せ。チョコレートと幸せをテーマに物語を組み立ててみるのも面白そうです。摂取すると幸せホルモン『セロトニン』が脳内に分泌されるので「チョコ→幸せ→やめられない」という依存状態に陥るホラー系にも発展しそうですが…。

 

チョコレートと一口に言っても、とろけるような恋愛、ビターな現実、魅惑的な禁断の世界などいろいろなシチュエーションが表現できます。ついついもう1個食べたくなるような (読みたくなる)小説を書いてみませんか?

 

 

公募情報の詳細はこちら:

https://www.koubo.co.jp/contest/literature/novel/028212.html

三行から参加できる超・妄想コンテスト 第43回 「チョコレート」が登場する物語を書こう

(2017年2月21日〆切)