三つ子の魂百まで。なら「親の魂いつまで?」親心川柳
前向きな終活を応援するハッピーライフ支援協会が、「親心」をテーマにしたシルバー川柳を募集中。最優秀賞・優秀賞のほか、入賞100点に「エンディングノート」がプレゼントされます。
書店でも見かけるこのノートは、元気なうちに介護や延命措置の有無、遺産相続・葬儀など自分の死にまつわる事柄や意思を書き留めておくものです。遺言書のように法的な力はありませんが、家族のためにも役立ちます。内容は自由なので、まずは自分史からと気軽に書き始める人が増えています。
「自分の人生をきちっと、デッサンしておかないと、残された家族が困りますから」。そんな言葉が印象に残る2011年10月に公開された映画「エンディング・ノート」では、亡くなるまでの父の姿を次女である砂田麻美監督が半年間、カメラを回して撮った作品です。69歳でガンを告知された後、取り組んだのがエンディングノート。死を最後の仕事として向き合う姿は家族にとって大きな遺産だと思います。
何歳になっても、成人していても親からみれば「子どもは子ども」。自分がいなくなったあと、残された子はどうなるのかな…。川柳はユーモアが命!たとえば子どもがまだ独身だったら、私ならこんな句を詠むでしょう…。
「わたしより あなたの老後が 心配よ」
人生の折り返し地点を過ぎたシルバー世代だからこそ、達観した潔さ、さわやかさが加わって懐の深い句になります。川柳を考えることで親子関係を見つめ直すきっかけになるかもしれません。死ぬ前にしておきたいことを聞くと、必ず入っているのが「大事なひとにメッセージをおくる」だそう。川柳でも伝えられる想い、ありそうです!
公募情報の詳細はこちら:https://www.koubo.co.jp/contest/literature/senryu/026436.html
残される子について考えるきっかけを!シルバー川柳「親心編」募集(2017年3月31日〆切)