Jの大海原を泳ぐ!FC琉球のジンベイザメに名前つけて
沖縄のプロサッカーチーム「FC琉球」から新たにマスコットキャラクターが誕生!モチーフは「ジンベエザメ」。サッカー界の大海原で活躍できるようなネーミングを考えてほしいと名前を募集しています。前任のオフィシャルマスコットは、石垣市出身の元ボクシング世界王者・具志堅用高氏をモデルとしていましたが、2013年、J3への昇格が見えたところで役目を終え、その後はしばらくマスコット不在でした。
2003年創設のFC琉球は沖縄市をホームタウンとし、沖縄県社会人サッカーリーグ時代では、ラモス瑠偉がテクニカルアドバイザーに就任。3部で優勝して話題になりました。その後、県リーグ1部へ参入し、九州各県リーグ決勝大会でも優勝するなどの結果を残しました。2006年のJFL昇格後は、元日本代表監督のフィリップ・トルシエが総監督を務めたり、沖縄県出身者としては初の日本代表でもある我那覇和樹選手が所属して話題にもなりました。2014年には、ついに念願のJ3にまで上がってきています。
エンブレムは「シーサー」と「琉球王国の王冠」を表しています。チームカラーは沖縄に伝わった古代の赤、首里城の色として知られる「ベンガラ」です。そんなFC琉球に加わった新しいメンバーに名前をつけるならば、既存のJリーグマスコットたちのネーミングにもヒントがありそうです。調べてみると、いつくかのパターンがありましたので、その一例を紹介します。
チーム名から連想された名前
ベガルタ仙台(J1)『ベガッ太』
仙台の七夕をイメージし、星座の「ベガ」と「アルタイル」を合わせてベガルタというチーム名に。マスコットの愛称は一般公募により「ベガッ太」と決定。2013年に続き、2016年も「Jリーグマスコットキャラクター総選挙」で第1位に!
柏レイソル(J1)『レイくん』
スペイン語で王様をあらわす「レイ」と太陽をあらわす「ソル」を合わせた造語の「レイソル」。この太陽王の幼年期をイメージしたのが「レイくん」です。
川崎フロンターレ(J1)『ふろん太』
イタリア語で正面のことをフロンターレといい、最前線で戦うフロンティア精神を表しています。イルカをモチーフとし、デザインの発表に際し行われた愛称の一般公募で決定。
動物から連想された名前
鹿島アントラーズ(J1)『しかお・しかこ』
鹿島神宮の「鹿」からイメージ。茨城県の茨をイメージした鋭い枝角で勇猛果敢に立ち向かい勝利を目指しています。
AC長野パルセイロ(J3)『ライオー』
クラブのエンブレムにも使われているライオンがモチーフに、サッカーアニメ『イナズマイレブン』の監督、宮尾佳和さんがデザイン。「負けない心」を持ったオレンジ色のライオンからイメージした名前
カターレ富山(J3)『ライカくん』
県の鳥(ライチョウ)と県の獣(カモシカ)を合わせたデザイン。ライチョウの「ライ」とカモシカとカターレの「カ」を組み合わせ、「ストライカー」の意味も含ませた名前は、一般公募で応募総数888通の中から決定。
地域の特徴から連想された名前
ヴィッセル神戸(J1)『モーヴィ』
神戸・兵庫に馴染み深い「牛」がモチーフ。神戸牛の鳴き声「モー」と英語の「ヴィクトリー」を合わせた造語で1995年に一般公募により名前が決定。
ザスパクサツ群馬(J2)『湯友(ゆうと)』
草津温泉の「熱乃湯」から誕生した、前口諏訪神社の獅子舞に由来した獅子のマスコット。温泉からやってきた友達という意味で、一般公募の中から「湯友」に決定。
愛媛FC(J2)『伊予柑太(いよかんた)』
愛媛の特産品、「伊予柑」をモチーフにしたマスコットから連想した名前。デザインは愛媛県出身のサッカー漫画「ORANGE」の作者、能田達規先生。
ほかにも昨年決まったばかりの「SC相模原(J3)」のマスコット『ガミティ』は、市内にあるダチョウ牧場をイメージして作られたそう!沖縄では「福の神」とも呼ばれているジンベエザメ。ぜひ新しい仲間の名前をいろいろ連想して楽しみながら付けてみてください。
公募情報の詳細はこちら:
https://www.koubo.co.jp/contest/slogan_copy/naming/027622.html
FC琉球 新マスコットキャラクター名称公募(2017年1月31日〆切)