寒い冬は恋しい…オリジナルあったか「おでん」を考えて♪
12回目になる「小田原おでん種コンテスト」。今年のテーマは「冬」を感じられる一品です。結果は、4月2日(日)小田原おでんサミット2017の会場にて発表され、10月のおでん祭りで新作としてお披露目される予定です。
小田原といえば、かまぼこのイメージが強いですが、その売り上げは年々減少。何かアイデアはないか…と水産加工業者が中心となって「小田原おでん会」を立ち上げ、町おこしを始めました。
人気のおでん屋さん『小田原おでん本店』では、老舗かまぼこ店13社がそれぞれの素材で作ったおでんの具が、いわし団子・ごぼうさつま・野菜天・小田原すじ・たこ天・地あじ雑魚ちくわ・とと揚げ・うずら卵浜のお月見・えび天・ゆず入りソフト鶏つみれ・つみれ・白はんぺん・鯵といわしのふんわりだんご、と全種類揃っています。さらにお豆腐屋や、こんにゃく屋など地元商店がオリジナルで作った具など、コンテストの作品も合わせ40~45種が食べられます。おでんのために開発された「梅みそ」を付けて食べるのが、小田原流。ご当地グルメとして注目を集めています。
歴代の入賞作品をみると、練り物をメインに小田原漁港で水揚げされた魚や地元産の食材を使い、長く愛される作品に仕上がっています。第1回目のテーマだった「魚」では、すり身団子の真ん中に駿河湾産しらすをぎっしり詰めた、口当たりのよい『しらす団子』が最優秀賞に選ばれました。また、第10回の『夏蓮揚』(かれんあげ)は、魚肉にレンコンと神奈川生まれの湘南ゴールドの皮を混ぜ込んでいます。
「冬」を表現するには、旬の食材がおススメ!小田原・片浦レモンは純国産なので安心して皮まで使えます。おでんにレモン?と思うかもしれませんが、山口県にはみかん鍋がありますし、レモンを使った塩レモン鍋のレシピも人気です。また、これから収穫時期を迎えるハバノリ(海苔)は、磯の香が「梅みそ」と合いそうですね。
公募情報の詳細はこちら:https://www.koubo.co.jp/contest/nonsection/idea/026295.html
第12回 小田原おでん種コンテスト(2016年12月31日〆切)
「歴代のコンテスト結果」
第1回テーマ:魚
最優秀作品:『しらす団子』
第2回テーマ:野菜
最優秀作品:『チーズロール』
第3回テーマ:魚
最優秀作品:『地野魚天』
第4回テーマ:金目鯛
最優秀作品:『金目鯛の揚げ揚げ包み』
第5回テーマ:小田原らしさ
最優秀作品:『小田原ちょうちん蒲鉾』
第6回テーマ:包み
最優秀作品:『油揚げの三種包み』
第7回テーマ:肉
最優秀作品:『城下町のいろどり』
第8回テーマ:卵
最優秀作品:『はるいろ』
第9回テーマ:春
最優秀作品:『桜姫』
第10回テーマ:夏
最優秀作品:『夏蓮揚』
第11回テーマ:秋
最優秀作品:『しゃけとねぎのがんも』