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北海道150年を表すロゴマークを考えて、国内外にアピールしよう!

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「北海道」と命名されて150年目となる2018年に向け、シンボルとなるロゴマークを募集しています。マークは記念事業やイベントなどで使用される予定です。

 

長く「蝦夷」と呼ばれてきた歴史がありますが、北海道の名付けの親と言われているのが、江戸末期から明治にかけて活躍した松浦武四郎です。伊勢国(現在の三重県)に生まれ、各地を巡っていましたが、家族がなくなったことを契機に蝦夷地探検へ。幕府の蝦夷御用御雇にも抜擢され、現地のアイヌの人々と交流を深めました。

 

その後1868年に勃発した戊辰戦争で、最後の戦場となった箱館では、土方歳三らの奮戦もありましたが、新政府側が勝利。これを受け、北方に開拓使を置き、武四郎を開拓判官の1人に任命しました。蝦夷改名にあたり、アイヌ語で「アイヌの人々」を意味する「カイ」を由来とした名前、「北加伊道」と命名。のちに北海道となりました。武四郎がアイヌ文化の「自然に対する感謝の気持ち、人間を深く愛す気持ち」を尊重していたことがうかがえます。

 

また、開拓といえば「少年よ、大志を抱け」で有名なクラーク博士も忘れてはなりません。農業の専門家であり、札幌農学校(現北海道大学)の教頭として招かれ、その教え子たちはこの地の開拓に大きな影響を与えていきました。

 

昭和にはいると、1972年にはアジア初の冬季オリンピックが札幌で開催。唯一、市外での開催となったスキーの滑降種目ですが、会場となった恵庭岳(えにわだけ)は競技のために山腹の樹木を伐採したことが批判され、終了後に植林されたという経緯もあります。2005年には、知床が世界遺産に登録されました。アイヌ民族の影響を色濃く受けている地域で秘境が多く残り、まさに「神秘の力が宿る」と言われているエリアです。道内の豊かな自然環境を国内外にアピールできたといえば、2008年に洞爺湖でのサミット開催がありました。海・山・湖がそろった景観は、外国人観光客にも人気を集める結果となりました。

 

そして今年、2016年3月には、北海道新幹線が開通し、本州とのアクセスが交通の便も格段に向上しました。20130年までには札幌まで延伸され、よりアクセスしやすくなっていきます。

 

これからも進化しつづける北海道。過去から続いてきた財産を次の世代に繋げていきたい、ロゴマークにそんな想いを込めて、デザインを考えてみましょう!

 

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公募情報の詳細はこちら:

https://www.koubo.co.jp/web/2/detail024645.html

北海道150年ロゴマーク募集(2016年11月14日〆切)

北海道150年ロゴマーク募集