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公募でステップアップ! 短歌公募 〜中級編〜(2/2)

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川柳・俳句・短歌・詩
短歌
テーマ別公募

※掲載している情報は過去のものの場合があります。今年度の開催状況は、主催者サイトを随時ご確認ください。

続いていく「生活」を詠もう 啄木コンクール

岩手県の歌人・石川啄木。国語の教科書に作品が掲載されているほか、NHK Eテレ「にほんごであそぼ」などでも作品がよく取り上げられる有名歌人です。「はたらけどはたらけど猶わが生活楽にならざりぢっと手を見る」「友がみなわれよりえらく見ゆる日よ花を買ひ来て妻としたしむ」など、現代人にも沁みる、人間らしい短歌を多く残しています。こちらの啄木コンクールは20首1作品として提出。口語や自由律も歓迎するとのことです。

短歌結社「未来」の創立者 近藤芳美賞(NHK全国短歌大会)

初心者OK編でもご紹介したNHK全国短歌大会内に設けられている本賞。戦後の歌壇を牽引した歌人・近藤芳美の名前を冠し、15首1作品の形式で募集しています。受賞者はNHKホールでの授賞式に招待され、テレビ放映されます。戦争体験を問いつづけた近藤芳美のように深い表現に挑みましょう。複数の短歌を並べた「連作」形式での公募は30首〜50首での募集が多いなかで、本賞は15首と少なめ。初めて連作に挑む人にもおすすめです。

注目の出版社から歌集を出そう 笹井宏之賞

26歳で亡くなった歌人・笹井宏之の没後10年を機に設立された短歌賞です。「えーえんとくちからえーえんとくちから永遠解く力を下さい」など読む人の心に呼応するような作品は、歌集としてはめずらしく文庫化されるなど、今なお人気です。主催する福岡の出版社・書肆侃侃房は、新鋭短歌シリーズなど若手歌人の歌集をリリースすることに力を注いでいる出版社。受賞者は歌集を商業出版することができます。第1回の受賞者はKouboで「あなたとよむ短歌」を連載中の柴田葵さん!

今回ご紹介した公募は、もし受賞を逃しても、選考委員からの講評を誌面で読むことができたり、授賞式で聞いたりできるものが大半です。

短歌のスキルを上げたい人や、多くの人に作品を見てもらいたい人は、積極的に応募してみましょう!


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