詩と詩集~あなたも書ける!?ポエム、現代詩公募一覧
詩人としてデビューしたい。自分の作品をより多くの人に読んでもらいたい。けれども、どこに作品を送っていいのかわからない……。そんなあなたの悩みを解決するために、本記事では詩に関する公募情報をまとめてみました。
詩人の登竜門といえば、最果タヒさんを始め、年間の優秀賞を受賞してデビューする人が多い「現代詩手帖賞」が有名ですが、詩の公募は他にもたくさん! メジャーな賞から、ライトヴァース、学生向け、さらに詩集の募集など、全32件の賞を3ページにわたってご紹介します。
日々夢を追いかけて詩の創作に励む人必見なのはもちろん、「言葉が好き」「文章を書くのが好き」という人が気軽に応募できる賞もあります。ぜひチェックしてみてくださいね。
※掲載している情報は過去のものの場合があります。今年度の開催状況は、主催者サイトを随時ご確認ください。
豪華海の幸やカニがもらえる賞も! 越前 蟹と水仙の文学コンクール
「越前がに」や「越前水仙」、「越前海岸」を題材とした詩や俳句を全国から募集しているコンクール。俳句に比べて、詩は応募者が少なめなので狙い目かも。一般の部と小中高生の部に分かれていますので、学生のみなさんもチャレンジしてみましょう。上記の題材に加えて、詩のテーマは毎年違いますので必ずHPでチェックを!
文芸
令和5年度「越前 蟹と水仙の文学コンクール」
「越前がに」と「越前水仙」のふるさとにふさわしい文化の薫り高いまちづくりを一層推進するため
「越前 蟹と水仙の文学コンクール」を実施します。
2023年09月30日(土) 締切
詩部門(一般の部)大賞 賞金10万円
三島由紀夫や幸田文を世に送り出した詩人 野田宇太郎生誕祭献詩
福岡県小郡市が生んだ詩人・文学者、野田宇太郎の生誕祭に合わせて、氏に捧げる詩を募集しています。小学生の部、中学生の部、一般の部(高校生以上)と細かく部門が分かれていますので、お子さんも挑戦しやすいですよ。過去回の第1席作品はHPで読むことができます。ぜひ読んでみてくださいね。
短歌・俳句・川柳・現代詩に、最近目覚めた人へ 口語詩句賞
これから詩を書き始めようとしている人にぴったりの新人賞。短詩の投稿サイト「口語詩句投稿サイト72h」で開催されていますよ。こちらでは「や」「かな」「けり」などの文語表現は使わない、口語による作品のみを募集しています。年間36作以上の投稿、10作以上の佳作が必要になりますので、まずは来年に向けて無料登録からスタート!
730号を超えて発刊されている、月刊詩誌「詩人会議」 詩人会議新人賞
1962年設立の「詩人会議」が主催している賞です。毎年1月10日が締切で、募集しているのは詩と評論。評論部門のテーマは詩論・詩人論・詩史論など詩に関するもの。詩、評論とも過去の受賞作品に加え、総評・選評をHPで読むことができます。作品づくりの参考にしてみてくださいね。
応募総数は多いが、入賞点数も多め! 金澤詩人賞
石川県金沢市の「金澤詩人倶楽部」が1年に1回、応募作品の中から優れた詩人1人を選ぶ賞。編数、字数、行数に制限はないので、自由に思いを綴ってみましょう。応募はメールのみで、必ずWordで原稿を添付とのこと。紙の原稿では応募できないので注意して。
求められているのは、「自然」と「人間愛」の詩。 白鳥省吾賞「詩」募集
民衆詩派の代表的な詩人・白鳥省吾の名を冠した賞です。「自然」「人間愛」のいずれかをテーマにした口語自由詩を募集しています。過去5回の結果は、氏の出身である宮城県栗原市のHP で確認できますよ。入選の決め手やどんな作品が集まったかなど、傾向と対策がつかめそうな各審査員の選評も!
心に残る思いやエピソードを詩にのせて 伊東静雄賞
浪漫派詩人・伊東静雄の出身、長崎県諫早市が主催している賞。原則正賞のみですが、該当作品がない場合は奨励賞が2編選ばれるので、“入選なし”はありません。氏の代表作は詩集『わがひとに与ふる哀歌』『春のいそぎ』『反響』など。未読の人は、一度読んでみてはいかが?
文芸
第34回 伊東静雄賞
諫早が生んだ詩人伊東静雄、独自の強烈な詩精神で、日本の詩界に足跡を刻んだ業積を顕彰し、文学の振興と豊かな芸術文化の高揚に資するため、毎年優れた現代詩を示した詩人にこの賞を贈ります。
2023年08月31日(木) 締切
賞金50万円
ココアを飲みながら、じっくりポエムの時間。 いがらしみきお賞・秋吉久美子賞・YS賞
全国から投稿されたステキな詩を多数掲載している月刊詩誌 「ココア共和国」が、同時開催している賞です。1月~12月に2編以上の作品を「ココア共和国」に投稿した人のなかから自動的に選出。YS賞のみ、20歳未満の人が対象なので該当する人はチャンスかも。秋吉久美子賞は俳優の秋吉久美子さんと詩人の齋藤貢さんが、いがらしみきお賞は漫画家のいがらしみきおさんと劇作家のクマガイコウキさんが審査員を務めていますよ。