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小説投稿サイトのすべて⑥:小説投稿サイトはほかにもたくさん!

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ベリーズカフェ:オトナ女子向け

90%以上が女性の小説投稿サイト

ベリーズカフェのユーザーは、96%が女性で、主婦またはOLが多い。投稿される小説の大半は恋愛小説だ。
「ふつうの女性が御曹司や社長に溺愛されるハッピーエンドのシンデレラストーリーの人気が高いですね」(ベリーズ文庫編集長)
人気が高いものなど、編集部が面白いと認めた作品は出版化を検討。サイトでは一行空きにして読みやすくしていたような部分は、書籍用に修正する。
書籍のレーベル「ベリーズ文庫」は月5冊発行していたが、今年から月7冊に増やしたので年間84冊を発行することになる。電子書籍の「マカロン文庫」のほうは月8冊、刊行している。
書籍化に積極的なのが、ベリーズカフェの大きな特徴で、これは姉妹サイトの野いちごも同様だ。

ベリーズカフェ発の本

「イジワル御曹司に愛されています」(西ナナヲ著・ベリーズ文庫)

ドSなエリートに豹変した彼の誘惑に翻弄される第6回ベリーズ文庫大賞受賞作。

https://www.berrys-cafe.jp

 

魔法のiらんど:ガールズサイト

日本最大級のガールズサイト

ガールズサイト・魔法のiらんどのユーザーの99%は女性で、女子中高生が60%。
魔法のiらんどでは、毎年「魔法のiらんど大賞」を実施し、大賞、金賞、銀賞受賞作は魔法のiらんど文庫で書籍化している。
「魔法のiらんどは、小説機能のほかにもブログが書けたり、掲示板を作れたりします。作品を書くと、読んだ人からすぐに反応があるので、そうしたことを楽しみにしている人が多いと思います」(魔法のiらんど課)
サイト利用時間は午後11時にピークを迎え、その後、明け方に向かって下降、通学前とお昼休み時間にまた利用者が増えるという。
まさに中高生のライフスタイルそのままだ。
小説を日々更新するのなら、午後9時ぐらいに更新するといい。タイマー予約も可能。

魔法のiらんど発の本

「奇人の頭を叩いてみれば①」(花子著・魔法のiらんど文庫)

痛快・爽快な学園ラブコメディー。第9回魔法のiらんど大賞大賞受賞作。

http://maho.jp/

 

野いちご:女子中高生向け

女子中高生の5人に1人が利用するケータイ小説サイト。スターツ出版文庫大賞や野いちご大賞などのコンテストを実施、受賞作は書籍化される。レーベルは4つあり、書籍化作品は累計650万部、書籍化した人は271人に上る。

https://www.no-ichigo.jp/

 

comico:コミックとラノベ

comicoはスマートフォンに最適化したマンガサービスで、2015年に小説を追加。comico特有のサービスは公式(プロ契約)作家として週連載を持てること。毎週の字数は2000~4000字ぐらい。原稿料ももらえる。

http://www.comico.jp

 

novelabo:出版社が運営

出版社のディスカヴァー・トゥエンティワンが手がける。社内にフィクションのレーベルができ、著者を求めて立ち上げた。特徴は、出版社による小説投稿サイトということと、作品が縦書きで読めること。今後が期待される。

https://www.novelabo.com

 

トークメーカー:セリフで話を進める

もっとも新しい小説投稿サイト。アイコンを選び、キャラクターにセリフを言わせるかたちでストーリーを進めていく。地の文をほとんど必要としないので、話をさくさく進められる。小説より漫画原作と親和性がある。

http://www.talkmaker.com/

 

メクる:BLとTL

メクるは、ボーイズラブやティーンズラブなど女性向けの小説が人気。書籍化確約のコンテストや、小説をいつでも編集に持ち込める作家チャレンジが開催されている。ガラケーにも対応しており、漫画・イラストも投稿可能。

http://mecuru.jp/

 

※本記事は「公募ガイド2017年8月号」の記事を再掲載したものです。(特集監修:飯田一史(WEB小説評論家))

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