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春の文学賞シーズン到来 開催情報リマインド 純文学・エンタメ小説編

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春といえば、出会いと別れの季節。大寒も過ぎ、そろそろ忙しくなる年度末に向けての準備を始めている人も多いかと思いますが……忘れてはいませんか? 春がそこまでやってきたということは、もうすぐあなたが応募しようと思っているその文学賞、締切間近ですよ!

 

春は作家デビューを目指す人にとって大切な季節です。そこで本記事では、文学賞の開催情報をリマインド。初回は主に純文学、エンタメ小説の賞についてまとめてみました(カテゴリー分けについてはこちらの記事もご参考にどうぞ)。

  

応募締切を迎える賞が多い春の訪れの前に、ぜひ本記事をチェックして、狙った文学賞に応募し忘れないようにしてくださいね!
 


※掲載している情報は過去のものの場合があります。今年度の開催状況は、主催者サイトを随時ご確認ください。作家名につきましては敬称略とさせていただいています。

純文学のバリバリ王道! 新潮新人賞

中村文則など、多くの芥川賞作家を発掘、育成している賞です。副賞は50万円。第55回受賞作は『海を覗く』と『シャーマンと爆弾男』の2作が選出され、なかでも『海を覗く』の作者が17歳だったことでも注目を集めました。規定枚数は400字詰原稿用紙250枚以内で、選考委員は上田岳弘、大澤信亮、小山田浩子、金原ひとみ、又吉直樹。締切は3月31日です。

紛れもない新人作家の登竜門 文藝賞

山田詠美や羽田圭介などが受賞した、河出書房新社が主催の新人賞。副賞は50万円です。本賞を「ジャクソンひとり」で受賞した安堂ホセは、第170回芥川賞にもノミネートされました。規定枚数は、400字詰原稿用紙100枚以上400枚以内で、選考委員は小川哲、角田光代、町田康、村田沙耶香。締切は3月31日です。

エンタメ寄りの作品もある純文学の賞 すばる文学賞

1977年から集英社が行っている新人賞。副賞は100万円です。WEB応募はなく郵送応募のみなので、検討している人は早めの送付を心がけて。規定枚数は、400字詰原稿用紙で100枚程度から300枚で、選考委員は奥泉光、金原ひとみ、川上未映子、岸本佐知子、田中慎弥。締切は3月31日です。

2020年からスタートした新しい賞 書肆侃侃房 ことばと新人賞

第4回のリニューアルで応募上限が増えたことにより、以前より長い作品も応募できるようになりました。受賞作は文学ムック「ことばと」掲載に加えて単行本化も。規定枚数は、400字詰原稿用紙で70~200枚で、選考委員(江國香織、滝口悠生、豊﨑由美、山下澄人、佐々木敦)の顔ぶれから、純文学系に分類さえていただきました。締切は3月31日です。

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