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春の文学賞シーズン到来 開催情報リマインド 純文学・エンタメ小説編 (2/2)

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テーマ別公募

※掲載している情報は過去のものの場合があります。今年度の開催状況は、主催者サイトを随時ご確認ください。作家名につきましては敬称略とさせていただいています。

歴代受賞者は、憧れの作家ばかり 小説すばる新人賞

受賞作が出版確約される、ノンジャンルの賞。村山由佳、荻原浩など、本賞受賞者には現在大活躍中の作家が多く名を連ねていますよ。副賞は200万円で、規定枚数は400字詰原稿用紙で200~500枚。選考委員は朝井リョウ、五木寛之、北方謙三、辻村深月、宮部みゆき、村山由佳で、締切は3月31日です。

SF作品を応募するなら、ココだ! ハヤカワSFコンテスト

世界に通用する新たな才能の発掘を目的とした新人賞です。受賞作は、単行本・電子書籍で刊行され、さらに英語、中国語に翻訳され世界へ向けた配信も。副賞は100万円で、規定枚数は400字詰原稿用紙で100~800枚程度。選考委員は東浩紀、小川一水、神林長平、菅浩江、ほかで、締切は3月31日です。

ハードボイルド小説の先駆者の名を冠した賞 大藪春彦新人賞

『野獣死すべし』など、大藪春彦はハードボイルドのジャンルにおいて数多くの名作を生み出しました。本賞が求めるのは冒険小説、ハードボイルド、サスペンス、ミステリーを根底とした作品です。副賞は100万円。規定枚数は400字詰原稿用紙で50~80枚で、選考委員は今野 敏、馳星周。締切は4月25日です。

歴史時代小説の登竜門はここ! オール讀物歴史時代小説新人賞

2021年から歴史時代小説の賞にリニューアル。以前のオール讀物新人賞からは藤沢周平、桜木紫乃を、一本化される前のオール讀物推理小説新人賞からは逢坂剛、宮部みゆきなど錚々たる作家が輩出している賞です。副賞は50万円で、規定枚数は400字詰原稿用紙で30~100枚。選考委員は安部龍太郎、門井慶喜、畠中恵。締切は6月20日です。

既存の賞では評価されない作品を! 日本ファンタジーノベル大賞

森見登美彦、西條奈加、鈴木光司など、気鋭の作家を世に送り出している文学賞。ファンタジーと言ってもライトノベルとは一線を画する堂々たる文学。副賞は300万円で、規定枚数は400字詰原稿用紙で300~500枚。選考委員は恩田陸、森見登美彦、ヤマザキマリで、応募期間は6月1日~30日です。

編集者が純粋に面白いと思う作品を求める ポプラ社小説新人賞

ポプラ社主催のエンタメ小説の新人賞。副賞は200万円で、過去には『食堂かたつむり』の小川糸、『ビオレタ』の寺地はるななど、児童書の版元らしい豊かで深く、ナイーブな小説の書き手を発掘している。選考は編集部が行い、作品に応じて部門賞を設ける場合もあり。規定枚数は400字詰原稿用紙で200~500枚。締切は6月30日です。

次回はミステリーなど、他カテゴリーの文学賞をご紹介します。

お楽しみに!


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