歌い、踊り、今を刻め!「千葉市民創作ミュージカル脚本大賞」
ミュージカルが好き。それなら、自分で作っちゃおう! 千葉市文化センター(公益財団法人千葉市文化振興財団)が主催する本賞で今回募集するのは、千葉市を舞台にしたミュージカル作品の脚本です。締切日は2024年9月20日。
大賞受賞者の作品は千葉市民が出演するミュージカルの脚本として採用され、賞金20万円も贈られます。あなたの作品をもとに、千葉市民が歌い踊りだす!
千葉市民が出演するミュージカルの脚本を募集!
今回は、2025年度に上演を予定している「千葉市民創作ミュージカル」の脚本を一般から公募。大賞に選ばれた作品は脚色され、千葉市民が出演するミュージカルになります。
応募条件はいくつか決められており、「千葉市を舞台にしていること」「現代を描いていること」「小学3年生~70歳代の30~40名程度が出演すること」「上映時間は90分程度であること」などその内容はさまざま。作品作りにとりかかる前に、どのような作品が求められているのか公式サイトで確認しておくと効率的ですね。
なお、脚本応募にあたって居住地は関係なし。千葉市外の人も応募が可能です。ミュージカルマニアの人、いつか自分の手でミュージカルを作り上げたい人はこの機会に夢をかなえてみませんか。
どうして開催することになったの?
本賞が開催されることとなったいきさつについて、担当者の方にお話をお聞きしました。
――どうして本賞が創設されることとなったのでしょうか。
「市民のみなさまに舞台芸術の魅力を主体的に体感してもらうことで、文化芸術に携わる層の拡大・文化振興の普及を図るためです」
――なるほど。今回制作されるミュージカルは演出や振り付けなども完全創作ということで、舞台芸術の魅力が感じられそうですね。
「はい。参加される市民のみなさまに舞台芸術の魅力を余すことなく体感いただけるよう、すべてが一から手作りの創作ミュージカルとしております」
2016年から開催しており、その間にコロナ禍の休止を挟んだため、今回で3回目の作品募集となるそうです。作品を通して、舞台芸術の極みであるミュージカルの素晴らしさを伝えたいところ!
作品作りのヒントやポイントは?
担当者の方に続けてインタビューし、作品を作るにあたって気になる部分をまとめて質問してきました!
――応募する脚本には、歌や踊りの内容なども記載する必要があるのでしょうか。
「いえ、その必要はありません。専門スタッフが脚色、音楽制作、振付などをおこなう予定なので、応募の時点では制作しなくて大丈夫です」
――歌や踊りはプロに任せられるということですね! 応募規定には「小学3年生~70歳代の30~40名程度が出演すること」といった内容が記載されていますが、細かな指定などはありますか?
「各世代が出演できる作品を求めておりますが、必ずしもまんべんなく配置する必要はございません。『主要人物を約3人決め、各世代を10代、40代、70代などにする』というように、主要人物の世代を決めていただいてもらっても結構です。ただし、各世代が必ず一回は出演する作品をお願いいたします」
――多くの世代が登場する作品を作ってほしいということですね。具体的にはどのような内容の作品を求めていらっしゃいますか?
「千葉市には、日本最大級の貝塚『加曽利貝塚』、人工海浜として日本一長い『いなげの浜・検見川の浜・幕張の浜』の3つの浜辺、懸垂型モノレールとしてギネスレコードを持つ『千葉都市モノレール』など魅力がたくさんございます。千葉市の魅力を詰め込んだ作品のご応募をお待ちしております」
作品づくりの際は、「千葉市らしさが出た作品」を意識することが大切かもしれませんね。千葉市民にとって愛してやまないミュージカル作品を作り出せたら、この経験は一生の宝物になるはず。少しでも「やってみたい!」と思った方は、その気持ちを大切にしてみてくださいね。
公募情報ライター。公募デビューは7歳。おいしいものとソシャゲと大相撲が好き。朝ごはんは白米派。