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「○○1年分」って、どのくらいもらえるの? 調べてみた

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懸賞で当たるプレゼントや、公募の副賞でよく見かける「○○1年分」という表記。”1年分”と聞くと、それだけでとっても多い感じがしますが、「ぶっちゃけ、1年分ってどれくらいなんだろう」と思ったことはありませんか?

 

そこで今回は、過去開催されていたさまざまな公募の情報をもとに、食べ物や日用品など、賞品として贈呈されたいろいろな「○○1年分」について調べてみました! 

 

今後の応募の参考や、お友達やご家族との話のタネになるかも……? 後半には珍しい「○○1年分」もあるので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。


副賞の定番! 「お米1年分」は何kg?


定番の副賞として真っ先に調査したのは、やっぱり「お米1年分」。日本人の誰もがもらってうれしいお米ですが、実際に1年分とは何kgなのでしょうか。

 

お米のことですし、米どころで開催されているコンテストの主催者にきいてみよう! ……ということで、秋田米“サキホコレ”のPR曲「サキホコレ音頭」 の動画を毎年全国から募っている、サキホコレ音頭大会の主催者にお話をうかがってみました。

 

本大会の優勝チームには、メンバー全員にお米(サキホコレ)1年分50kgが贈呈されます。つまり、こちらの公募では1人あたりのお米の年間消費量を50kgとしているのですが、いったい何が根拠となっているのでしょうか。質問したところ、「サキホコレ1年分の“1年分”については、農林水産省が公表しているものを基にしています」とのご回答が。

 

さっそく教えていただいた農林水産省のホームページを確認すると、「お米の1人当たりの消費量は、(中略)年間50.9キロまで減少しました。」と、しっかり明記されていました。食の多様化で、消費量が減少しているとはいえ50kgとはなかなかの量ですよね。1人分と考えると多いですが、1家族で消費するとなると、案外あっという間かもしれない……!?

 

お米以外にも、いろいろ。おいしいアレの1年分

 

農林水産省のページには、お米以外にもさまざまな1人あたりの年間消費量が掲載されています。そこで、令和6年8月に公開された「令和5年度食料需給量」というデータから、お米以外の副賞1年分についても、このデータが参考にされているのかを検証してみることにしました。

 

「令和5年度食料需給量」からわかるのは、お米や野菜、牛乳などの品目についての、1人あたりの粗食料(国内で消費された食料のうち、食用向けの量)。つまり、飼料など間接的に消費した分は省いて、実際に食べた量のみが計算されている数値となります。

 

・メロン1年分(参考:「海のにぎわい創出プロジェクト 同笠エリアの愛称募集」)

まずは、ご当地の名産品などでよく副賞案としてのぼる果物からみていきましょう。

 

静岡県袋井市の沿岸部・同笠エリアの愛称を募集していたこちらの公募の副賞は、やはり静岡の名産品! しかも、マスクメロンのなかでも最高級といわれる、クラウンメロン1年分12玉が採用者に贈呈される予定です。

 

高級かどうかを別にしても、1年間で食べるメロンの量ってそんなに多くないはず。さっそく先ほどのデータの”果実”の項目……さらにメロンは”果実的野菜”ですので、そちらの数値をみてみると、1人あたりの年間消費量は4.6kgという記載がありました。

 

いろいろなフルーツショップのサイトを参照したところ、クラウンメロン1玉は約1.3㎏が平均のよう。と、いうことは1.3×12=15.6㎏……!?  スイカやバナナなど、ほかの果実的野菜も入っている数字である4.6kgを、大きく上回る数字に思わずびっくり。

 

とっても贅沢な副賞の公募に挑戦する機会は終わってしまいましたが、現在こちらでは最終候補に残った4案による投票審査が行われています。投票に参加した人のなかから抽選で3名にクラウンメロン1玉が当たるようですので、興味のある方は11月29日までに応募してみてくださいね!


・のり・もずく1年分(参考:「海苔アート弁当フォトコンテスト」「もずく川柳コンテスト2024」)

まずご紹介するのは、海苔を使用したアートなお弁当を募集している「海苔アート弁当フォトコンテスト」。金賞受賞者には、七ヶ浜産高級海苔1年分120帖(1200枚)が贈呈されます。

 

こちらも同様に”海藻類”項目を参照すると、1人あたり年間0.7kg消費するというデータが。海苔1枚は約3gなので、3×1200=3.6kg……と、こちらもメロンと同じく、大きく1人あたりの年間消費量を超えた数字となりました。

 

3.6を0.7で割ると、約5人分。家族全員で食べるだけでなく、お友達やご近所さんにお裾分けできる量かも……? 受賞した人だけでなくみんながハッピーになれる、そんなステキな副賞ですね。

 
また、海藻類が副賞になっている公募を語る上で外せないのが、2024年に初開催された「もずく川柳コンテスト2024」。なんとこちらでは最優秀賞の副賞として、もずく10年分……3700パックが贈呈されたそうです! 3700個という個数は、365日×10年が基になっているでしょうか。そう考えると10年間のうち、1日2個食べられる日が50日も! もずくが好きな人にはたまらない川柳コンテストですね。

 

一応1人あたりの年間消費量と照らし合わせるために計算してみると、50(1パック=約50g)×370パック(3700個÷10年)=18.5kg。……と、およそ26人分という結果に! 約1クラス分の1年分とは、恐れ入ります……! ちなみに、団体応募で最優秀校に選ばれた学校にも、もずく10年分が贈られたそうですよ。


・たまご1年分(参考:「のだ初 たまごニコニココンテスト」」)

日々の料理にかかせない“たまご”をテーマに、写真やレシピ、絵画を募集しているこちらのコンテストでは、たまご1年分720個(うぶこっこ家最高級たまご「あっぱれ」60個を毎月1年間お届け)が大賞の副賞です。たまご屋さん主催ならではという感じがしますね。

 

1人あたりのたまご年間消費量は19.4kg。たまごはサイズによって重さが違いますが、Mサイズ換算でも、50g×720個なので36kgという計算に。

 

毎朝、目玉焼きを焼いてもよし、たまごをたっぷり使ったホットケーキを焼いてもよし。経済的なことは何も気にせず、まだまだいろいろなたまご料理が食べられそう! リッチな朝を過ごしたい人は、来年ぜひ応募してみてくださいね!