限界集落の逆転発想!富山・利賀村が仕掛ける"よそ者"参加型の巻き寿司コンテストで観光資源開発へ
富山県南砺市利賀地域(旧利賀村)が、ユニークな地域活性化の取り組みを始動する。食イベント企画会社WAQMIELと利賀地域づくり協議会は、地域外の若者たちによる巻き寿司作りコンテスト「巻いちゃえ TOGAMURA」を11月30日に開催することを発表した。
人口わずか450人の限界集落でありながら、標高700メートル、森林率97%という豊かな自然環境を持つ利賀地域。この地の特産品であるイワナ、山菜、赤カブなどの食材を活用し、地域外の若者たちの斬新なアイデアで新たな観光資源の創出を目指す。
コンテストには10〜20代を中心とした3〜5名のチーム4組が参加。富山県産の食材を中心に、すすたけ、栃の実、どぶろく「まごたりん」など、地域特有の食材を活用した創作巻き寿司に挑戦する。審査には南砺市長の田中幹夫氏や、NHK WORLDにも出演する巻き寿司作家の八幡名子氏が参加し、地元住民も審査に加わる。
本イベントは、富山県が2024年8月に発表した「寿司といえば、富山」ブランディングプロジェクトの一環としても位置付けられる。地域の豊かな食文化や工芸品の魅力を発信し、地域住民の誇りを醸成するとともに、観光客の誘致にもつなげる狙いだ。
限界集落という課題を抱えながらも、地域の食資源と外部の若い感性を組み合わせることで新たな可能性を探る本プロジェクトは、地方創生の新しいモデルケースとして注目を集めている。
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000148896.html