カルローズで革新！和と洋の融合デザート『無花果飯』が最優秀賞を獲得 ― プロの技とアイデアが光る第1回メニューコンテスト
米国産のカリフォルニア米「カルローズ」を使用した第1回「カルローズ メニューアイディアコンテスト2024」の表彰式が、11月13日に東京・港区の八芳園にて開催された。プロフェッショナル部門104作品、学生部門267作品という多数の応募の中から、最も創造的な一品として選ばれたのは、リストランテt.v.bの井澤有美子氏による「無花果飯」だ。
この革新的なデザートは、日本の伝統料理「イカ飯」をモチーフに、柔らかく煮た無花果の中に白餡で和えたカルローズの冷たいリゾットを詰めるという斬新な発想で、和と洋の絶妙な融合を実現している。審査員の稲田俊輔氏は「エッジの効いた料理でありながら、カルローズを使うことで見事にまとまった味わいに仕上がっている」と高く評価した。
優秀賞には「カルローズの四川坦々風 ふわトロ卵添え」と「アオリイカのライスサラダ カルローズの出汁茶漬け仕立て」が選ばれた。特に後者は、カルローズの茹で汁を活用するという新しい視点が審査員から注目を集めた。
学生部門では、和洋折衷の創作料理「コヌレ」や「カルローズ米の海老真薯」、「ライスボールたこ焼き」が優秀賞を受賞。若い世代ならではの自由な発想と確かな技術が光る結果となった。
表彰式には、アメリカ大使館農産物貿易事務所のエリク・ハンセン所長も出席し、プレゼンターを務めた。パネルディスカッションでは、カルローズの特長を活かしたライスサラダやライスプディングの進化系に挑戦した作品が高く評価され、家庭でも取り入れやすいメニューの可能性についても活発な意見が交わされた。