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ファンタジー小説を書きたい人へ! おすすめの参考書籍10選(2/2)

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6.『幻想動物事典』 著:草野巧(新紀元社)

前ページの「西洋神名事典」と同じシリーズの書籍で、こちらは古今東西の伝説に登場する「幻獣」「魔物」「悪魔」そして日本や中国の「妖怪」にクローズアップ。約1000項目をそれぞれイメージイラスト付きで解説してくれています。ぱらぱらと読むだけでもマニアックでおもしろい。ちなみにみなさんは「ペリュトン」や「クイックシルバー」という魔物を聞いたことありますか? 梨木はこの本で初めて知りました。

 

参考: 『幻想動物事典』 著:草野巧(新紀元社)

 

 

7.『幻想ドラゴン大図鑑』 監:健部伸明(KANZEN)

とにかくドラゴンを登場させたいんだーーー!という人にオススメ。東洋、西洋ほか世界中に伝わる全77種のドラゴンおよび蛇系の魔物・妖怪・神を、火水風土光闇に分類。出典や伝承地域だけでなく、強みと弱点、独自のパラメータまで書かれているのでキャラクター造形の参考として大活躍してくれます。フルカラーの美麗なイラスト付きなので、小説を書くのはハードルが高いけど、ドラゴンが好きだからもっと知りたい!というにもぜひ。ページを眺めるだけでも満足できます。

 

参考: 『幻想ドラゴン大図鑑』 監:健部伸明(KANZEN)

 

 

8.『ゲームシナリオのためのファンタジー解剖図鑑』 編:サイドランチ(誠文堂新光社)

中世ヨーロッパ風ファンタジーを創りたい!というかたにオススメ。「剣と魔法の世界」における詳細なディテールがイラスト付きで記載されています。意外と舞台設定や小道具は考えるのが難しいもの。そんな時に役立ちまくりなのが本書です。武器や防具のほか、「魔術師」などファンタジー職業、街や建物の構造、さらに作品モチーフとなり得る実在の古代文明や宗教についても詳しく掲載されています。

 

参考: 『ゲームシナリオのためのファンタジー解剖図鑑』 編:サイドランチ(誠文堂新光社)

 

 

9.『陰陽道の本 日本史の闇を貫く秘儀・占術の系譜』 (学研)

和風ファンタジーを書きたいならばこちらもぜひ。そもそも陰陽師や陰陽道ってなに?から始まり、伝説の陰陽師・安倍晴明や式神、人形(ヒトガタ)までディープに解説。映画などで陰陽師が唱える「急急如律令(きゅうきゅうにょにつりょう)」ってどんな意味の呪文?とか、安倍晴明が従えた式神「十二神将」って何?など、これを読めばきっとわかるはず。かなり詳細かつ読みごたえがあるので、民俗学の資料としても使えそうです。もちろん読みたいページだけを参考にしてもOK!

 

参考: 『陰陽道の本 日本史の闇を貫く秘儀・占術の系譜』 (学研)

 

 

10.『クリエーターのためのネーミング辞典』  編:学研辞典編集部(Gakken)

キャラクターの名前が思いつかない!!!!という時にオススメ。萌え系イラストの表紙だと侮るなかれ、キャラ名や固有名詞をつけるならば買って損なし。約2800語の単語が英独仏伊西羅希露の8か国語で記載されています。「職業」「食べ物」「天候」「時間帯」などジャンルごとにまとまっているので、先に名前のイメージや意味を決めてから単語を引く、という使い方もできます。名づけに迷ったらとりあえず開いてみると、これだ!という単語が目に飛び込んでくるはず。

 

参考: 『クリエーターのためのネーミング辞典』 編:学研辞典編集部(Gakken)


 

この記事で挙げた10冊の本、梨木は創作に困るととにかく開いて活用しているのですが、なかには出版から時間が経っているために中古でしか手に入らないものも含まれています。

 

こういった本は少し値段がお高めだったりもしますが、出会ったときに買わないと手に入りづらくなってしまうことも。なので、気になる本を見つけた時は、なるべくすぐ買っちゃうほうが吉! かも? 

書店や通販だけでなく、最近はコンビニで売られているムック本にも良い本があったりしますので、ぜひお気に入りの本を探してみてくださいね。

ライター
梨木しん

公募情報ライター。カフェラテが好き。公募と平成アニメに再ハマり中。