太宰治の新たな魅力!高校時代のイラストが蘇る「ハイスクールアートシリーズ」が話題沸騰中
文豪として知られる太宰治の意外な一面が注目を集めている。小説「津軽」発刊80周年を記念して始まった「太宰治ハイスクールアートシリーズ」が、各メディアで紹介されるや否や即日完売する人気ぶりだ。
このシリーズは、太宰治が高校時代に描いたイラストを元に制作された商品群だ。実は太宰治、本名・津島修治は、中学時代から美術にも興味があり、作家か画家になるか迷っていたほどの才能の持ち主だったという。
シリーズの目玉は、太宰治の8つのイラストと、青森県の特産品であるりんごをモチーフにしたオリジナルデザインを組み合わせたアイテムだ。2025年はりんごが青森県に伝わって150周年にあたることから、二重の記念の意味を込めている。
商品には、太宰治の末裔である津島家と、ノートを所蔵している弘前大学附属図書館からの正式な販売許可を得た証明書が付属。この希少性も人気の一因となっている。
さらに、「太宰治グラフィティプロジェクト」も始動。青森県内のデザイナーやアーティストの監修のもと、太宰治の新しい魅力を発信する取り組みだ。第一弾として、太宰治が描いた中で最も人気のあるイラストをアイコンにしたミニツートントートが登場している。
これらの取り組みは、「ネガティブな作家」「自己破滅型作家」というイメージが強い太宰治の新たな一面を紹介するものだ。学生時代の太宰治は実は人気者で、おちゃめな性格の持ち主だったという。プロジェクトを立ち上げた社中(しゃちゅう)は、こうした人間味あふれる太宰治の姿を多くの人に知ってもらいたいと考えている。
「太宰治ハイスクールアートシリーズ」は2024年10月から2025年10月までの期間限定販売。青森県内の「産直メロス」「小説 津軽 の像記念館」、そして公式ウェブショップで購入可能だ。売上の一部は太宰治を広める活動や地域貢献に使われるという。
文学ファンはもちろん、アートや地域文化に興味がある人にとっても、新しい太宰治の魅力に触れる絶好の機会となりそうだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000153581.html