アート界に革新をもたらした田名網敬一氏の遺志を継ぐ、画期的なトークイベントが開催される。afumi inc., ?/ˈsɪmbl/が主催するこのイベントは、2025年1月16日、代官山蔦屋書店にて行われる。田名網氏が生前に語っていた「本はアート作品となりうる」という信念をテーマに、氏の最新作品集『Quo Psyche "魂の行方"』を中心に据えた内容となっている。

このイベントでは、田名網氏の書籍への深い愛情と哲学が紹介される。『Quo Psyche』の制作過程でのエピソードや、デザイン、印刷、製本に携わったパートナーたちの証言を通じて、氏の創造性や思考プロセス、そして品質へのこだわりが明らかになる。また、まだ見ぬ書籍の可能性についても探求する、貴重な機会となるだろう。

登壇者には、柿木原政広氏や南塚真史氏など、業界の第一線で活躍する面々が名を連ねる。会場参加は65名、オンライン参加は400名と限られているため、早めの申し込みが望ましい。参加費は無料だ。

注目すべきは、このイベントの中心となる『Quo Psyche "魂の行方"』という作品集だ。A3変形、250ページの大型本に、田名網氏のペインティングを中心とした多様な作品が収められている。さらに、芥川賞作家の朝吹真理子氏による書き下ろし小説『きんぎょのひるね』も収録されており、まさに書籍の概念を覆す一冊となっている。

この革新的な書籍は、その独自性から限定1,200部での発行となる。また、第66回全国カタログ展の図録部門で文部科学大臣賞金賞を受賞するなど、すでに高い評価を得ている。

アート、書籍、そして創造性に関心のある方々にとって、このイベントは見逃せない機会となるだろう。田名網敬一氏の遺志を継ぎ、書籍とアートの新たな可能性を探る、刺激的な夜になることは間違いない。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000040.000033811.html