【OPEN SITE 9】トーキョーアーツアンドスペースが贈る、アートの新境地!4つの革新的企画が集結
トーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)が主催する「OPEN SITE 9」のPart 2が、2025年1月11日から2月9日まで開催される。今回は、展示部門2企画とパフォーマンス部門2企画の計4企画が実施される。
展示部門では、滝戸ドリタによる「Energeia Cycle 分解と循環のエネルゲイア」が注目を集めている。微生物や藻類、水の電気分解など、複数の発電方法を組み合わせた作品から生まれる微弱な電気が植物の成長を促す。この作品を通じて、自然と電気の関係性を再考する機会が提供される。
もう一つの展示企画、KANTO(佐藤浩一+ARCHIVE)による「水の博物館」は、多摩・武蔵野の水環境の変遷をたどりながら、環境と人間との関わりについてのリサーチをもとにした映像作品や資料を展示する。日常生活の中からエコロジカルな問題を考えるきっかけとなるだろう。
パフォーマンス部門では、中川麻央の「Magnetic Contradictions」が登場する。時代や社会の影響を受けて変化する身体とその概念を、映像インスタレーションとパフォーマンスを通じて表現。実生活の体験から人形浄瑠璃といった伝統芸能まで幅広く焦点を当て、身体にまつわる認識の拡張を試みる。
最後に、現代サーカス集団RUTeNによる「現代サーカス-砂上の楼閣Re.creation」が披露される。日常的な素材を非日常的なサーカス器具として取り入れ、想像力や記憶にアプローチする斬新な公演だ。絶えず変化し続ける現代社会の中で、物理的な制限や重力との不安定な関係性を、独自のサーカス的身体によって新たなバランスへと変換していく様子は必見である。
「OPEN SITE 9」は、あらゆる表現活動が集まるプラットフォームの構築を目指すTOKASの企画公募プログラムだ。今回のPart 2では、従来の芸術の枠を超えた革新的な企画が揃い、観る者の感性を刺激する。アートの新たな可能性を探求したい方は、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。
会場はトーキョーアーツアンドスペース本郷(東京都文京区本郷2-4-16)。入場は無料だが、パフォーマンス部門は有料(2,000円)で予約が必要となる。詳細はTOKASの公式ウェブサイトで確認できる。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000747.000038211.html