渋谷で話題沸騰!「グリッチ刺繍」が織りなす新次元アート展、見逃せない理由とは
渋谷の街に、デジタルとアナログが融合した斬新なアート展が登場した。アーティスト兼ファッションデザイナーのヌケメによる「Glitch Emroidery」展が、1月10日から渋谷サクラステージ4Fのre-searchにて開催されている。
本展の目玉は、ヌケメが2011年から制作を続けている「グリッチ刺繍」シリーズだ。グリッチとは、データや機器の破損状態を指す言葉。ヌケメは、コンピューターミシン用の刺繍データを意図的に書き換えることで、針の動きに直接「グリッチ」を起こし、独特の装飾技法を生み出している。
展示では、誰もが知るロゴやキャラクターをグリッチ化したキャンバス作品が並ぶ。これらの作品は、鑑賞者の認識に「バグ」を起こし、新たな視点を提供する。また、パーカーなどのグッズにも、この斬新な刺繍技法が施されており、アートを身に纏う機会も用意されている。
1986年岡山県生まれのヌケメは、ファッションと広告の世界で活躍しながら、テクノロジーを駆使した作品制作にも意欲的に取り組んできた。その独創性は高く評価され、2012年には文化庁メディア芸術祭で審査委員会推薦作品に選ばれ、2023年には権威あるVOCA展2024の出展作家にも選出されている。
会場では、展示作品の販売も行われる。さらに、TSUTAYA BOOKSTOREでは、パーカーやTシャツなどの洋服作品の受注販売も実施。アートを日常に取り入れたい人にとって、絶好の機会となりそうだ。
「Glitch Emroidery」展は、2月9日まで開催される。入場は無料。デジタルエラーが生み出す美しさと、伝統的な刺繍技術が融合した新しいアート体験を、ぜひ自分の目で確かめてみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001023.000058854.html