能登半島応援小説『あえのがたり』が大ヒット!早くも重版決定、北陸書店で異例の売れ行き
能登半島を応援するチャリティ小説企画『あえのがたり』が、発売からわずか数日で重版が決定するという異例の売れ行きを見せている。今村翔吾、小川哲、加藤シゲアキをはじめとする注目の作家10名が参加したこのアンソロジー作品は、特に北陸地方の書店で大きな反響を呼んでいる。
2024年1月1日の地震で全壊した石川県珠洲市の「いろは書店」では、仮店舗での営業を続けながら『あえのがたり』を店頭の目立つ場所に展示。店主の八木淳成さんは「普段小説を買わないお客様も購入していく」と語り、作品が地元の人々に希望を与えていることを実感している様子だ。
本作の魅力は、単なる小説集にとどまらない。加藤シゲアキ氏によるアートワークや、参加作家の直筆サインが入った巨大パネルの展示イベントも各地で開催されている。さらに、石川県庁から提供された「#能登のために 読んで応援、ありがとう 石川県」という特別ロゴも、宣伝物に使用される予定だ。
また、『あえのがたり』の制作過程を追ったドキュメンタリー「かたりごと-Document of『あえのがたり』」も、講談社の公式YouTubeチャンネルで配信中。全8話にわたり、作品誕生の裏側や作家たちの思いが語られる。
本書の売上げは、参加著者の印税相当額と講談社の売上相当額が能登半島の復興支援に寄付される予定だ。具体的な寄付金額は、発売から約半年後に公表される見込みとなっている。
『あえのがたり』は、文学作品としての価値だけでなく、被災地支援という社会的意義も持つ一冊。読者の心を掴み、同時に復興への希望を紡ぐ本作は、まさに現代の日本社会に必要とされる「物語」と言えるだろう。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000006954.000001719.html