感動のCMが書籍化!北村匠海ら出演「想うた」が連作短編小説に
話題を呼んだJTのCMドラマシリーズ「想うた」が、待望の書籍化を果たした。株式会社Gakkenから2025年1月30日に発売予定の『想うた』は、北村匠海や石井杏奈らが出演したCMを原案とした連作短編小説だ。
本作は、美容師を目指す二宮遥と大学生の村上優人の恋愛を軸に、家族や友人、同僚との関係性を描いた8編の短編で構成されている。「違うから、人は人を想う」をテーマに、すれ違いや絆を丁寧に紡いだ感動作となっている。
物語は、遥と優人の出会いから始まる。二人は惹かれ合い交際を始めるが、遥の地元松山での就職と優人の東京での就職活動により、徐々に距離が生まれていく。この設定を基に、それぞれの周囲の人々との関係性が織り込まれ、読者の共感を誘う展開が続く。
本書の特徴は、恋愛だけでなく、家族や同僚、友人との関係性にも焦点を当てている点だ。人を想うことの難しさや、思いが伝わらないもどかしさなど、誰もが経験したことのある感情が描かれている。また、各章の冒頭にはMONGOL800のキヨサクによる楽曲「想うた」の歌詞が添えられ、物語に深みを与えている。
著者の叶野和氏は、不器用ながらも前に進もうとする人々の姿を、温かな筆致で描き出している。読後には、身近な人への思いやりの気持ちが自然と湧いてくるだろう。
『想うた』は、四六判390ページで、価格は1,430円(税込)。電子版も同時発売されており、Amazon KindleやKoboなどの主要電子書店で購入可能だ。感動のCMが書籍となって蘇る本作は、人間関係に悩む全ての人への応援歌となりそうだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000007201.000002535.html