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アートと3Dプリントの融合!水木塁氏の先駆的作品が示す新たな表現の可能性

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アート・絵画・工芸
彫刻・オブジェ
報道発表
プレスリリースより

京都を拠点とする株式会社YOKOITOが、アーティスト水木塁氏の3Dプリントを活用した革新的な作品制作事例を公開した。この事例は、最新の光造形方式3DプリンターForm 4シリーズを駆使し、アートと技術の融合がもたらす新たな可能性を示している。

水木氏は、都市と自然の境界に着目したアーティストとして知られる。今回の作品では、先駆植物「アカメガシワ」をテーマに選び、従来のアプローチとは一線を画す制作方法を採用。特筆すべきは、3Dプリントのサポート材を意図的に見せるという斬新な発想だ。この独創的なアイデアを実現するため、YOKOITOのAM関連事業部門であるYokoito Additive Manufacturing(YAM)との技術協力が不可欠だった。

YAMは、設計支援から試作、小中量生産まで一貫したサービスを提供している。多様な素材と造形方式に対応する設備を備え、クリエイターや研究者、企業のニーズに柔軟に応える体制を整えている。今回の水木氏との協働は、アートとテクノロジーの新たな関係性を探る貴重な機会となった。

使用された3DプリンターForm 4シリーズは、Formlabs社が開発した次世代MSLA方式の光造形機。独自技術「Low Force Display(LFD)」により、高速かつ高精度な造形を実現。0.05mm単位の繊細なディテールを表現でき、30種類以上の樹脂に対応する多様性も魅力だ。

この事例は、デジタルファブリケーション技術がアート分野にもたらす可能性を如実に示している。従来の表現手法や制作プロセスに新たな選択肢を提供し、アーティストの創造性をさらに引き出す力を持つことが明らかになった。

YOKOITOは今後も、アーティストやクリエイターとの共同制作を通じて、デジタル技術の可能性を追求していく方針だ。この取り組みは、アート界のみならず、ものづくりに関わる多くの人々にとって、新たな発想と技術の融合を促す貴重な示唆となるだろう。

3Dプリント技術の進化は、アートの世界に革命をもたらす可能性を秘めている。水木氏の作品は、その先駆けとなる重要な一歩だ。技術とアートの境界を越えた新たな表現の誕生に、今後も注目が集まりそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000086669.html