ダンサーと彫刻家が織りなす幻想世界!『彼岸より』書籍&レコードで蘇る


ダンサー・田中泯と彫刻家・名和晃平による初のコラボレーション舞台作品『彼岸より』が、書籍とレコードという形で再び私たちの前に姿を現す。2024年1月に山梨県で2日間限定公演された本作が、アートブックとアナログレコードとして2025年7月11日に発売されることが決定した。
『彼岸より』は、身体と物質、生と死のあわいを描き出す唯一無二の舞台作品だ。田中の実験的な身体表現と名和の彫刻的空間演出が融合し、観る者を此岸と彼岸の境界へと誘う。書籍では、舞台の写真や寄稿文を通じてこの幻想的な世界観を紙上で再現。B4変形サイズの大判で、クータバインディング装、ドイツ装、スリーブケース付という豪華仕様となっている。
一方、レコードには音楽家・原摩利彦が手掛けたオリジナルサウンドトラックを収録。フィールドレコーディングや即興演奏、尺八の音色など、多彩な音の要素が織り込まれている。原は「小さな石が葉に落ちるような繊細な音」というキーワードを軸に、現実と非現実の境界を行き来する音世界を創り上げた。
書籍には小崎哲哉による寄稿「『名づけられないもの』たち」や、原摩利彦へのインタビュー、名和晃平のエッセイなども収録。舞台芸術やコンテンポラリーアートに関心のある人はもちろん、身体表現や音楽、空間デザインに興味を持つ人にとっても、刺激的な一冊となりそうだ。
書籍『彼岸より』(11,000円税込)とレコード『From the Edge Original Soundtrack』(5,500円税込)は、いずれもSandwich Inc.から2025年7月11日に発売予定。この機会に、言葉では表現しきれない『彼岸より』の世界を、視覚と聴覚で体感してみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000135274.html