24歳の才能が放つ衝撃作!難病の母を介護する女子高生の物語『救われてんじゃねえよ』が話題沸騰


文学界に新たな才能が登場し、注目を集めている。24歳の現役大学院生、上村裕香さんのデビュー作『救われてんじゃねえよ』が4月16日に新潮社から刊行される。本作は、第21回「女による女のためのR-18文学賞」大賞を受賞し、選考委員を驚愕させた圧倒的な筆力が話題だ。
『救われてんじゃねえよ』は、難病の母を介護しながら高校に通う女子高生・沙智の日常を描いた3編で構成されている。高校生時代から大学生、そして就職後と、主人公の成長と家族との関係性の変化を丁寧に描写している。著者の上村さんは、佐賀県出身で京都芸術大学大学院に在籍。「近現代文学におけるケア表象」などメディア論を研究しており、その経験が作品に深みを与えている。
本作のカバーイラストは、イラスト界の若きホープ・水元さきのさんが担当。瑞々しい感性で描かれた主人公・沙智の姿に、著者も「めっちゃ、沙智!」と感嘆したという。若き才能同士のコラボレーションにも注目が集まっている。
新潮社のコーポレートサイトでは特設ページが公開され、受賞作「救われてんじゃねえよ」の試し読みも可能だ。難病の母を介護する女子高生の日常を淡々と描きつつも、読者の心に深く刺さる本作。現代社会が抱える介護問題や家族関係の複雑さを、若い視点から鋭く切り取っている。
『救われてんじゃねえよ』は、四六判128ページ、価格1,540円(税込)。現代文学ファンはもちろん、若者の生き方や家族のあり方に興味がある読者にもおすすめの一冊だ。24歳にして文学賞を受賞した上村裕香さんの今後の活躍にも期待が高まっている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001989.000047877.html