「戦争の真実を捉えた写真家」ロバート・キャパ展、NHK Eテレで紹介!東京都写真美術館で開催中


東京都写真美術館で開催中の「ロバート・キャパ 戦争」展が、NHK Eテレ「日曜美術館 アートシーン」で紹介された。20世紀を代表する写真家ロバート・キャパの作品を通じて、戦争の真実と人間の苦しみを伝える貴重な機会となっている。
展覧会は、恵比寿ガーデンプレイス内の東京都写真美術館地下1階展示室で2025年5月11日まで開催される。キャパが残した数々の名作を通じて、戦争の悲惨さと人々の苦難を生々しく伝える。スペイン内戦での「崩れ落ちる兵士」や、ノルマンディー上陸作戦を捉えた「Dデー」など、報道写真史に残る傑作の数々を目にすることができる。
ロバート・キャパは1913年ハンガリー生まれの写真家で、20年以上にわたり世界各地の戦場を取材した。彼の写真は、戦争の残酷さと人間の苦しみを鮮明に映し出し、「戦争に勝者はいない。負けるのはいつも民衆だ」というメッセージを強く訴えかける。
展覧会では、スペイン内戦、第二次世界大戦、イスラエル建国など、キャパが取材した様々な戦争や紛争の写真が展示されている。戦後80年を迎えた今もなお、世界各地で紛争が絶えない現状に、キャパの作品は私たちに深い問いかけを投げかける。
また、展覧会に合わせて写真集「ロバート・キャパ 戦争」も発売中だ。約140点の厳選された写真と充実した資料、作家・沢木耕太郎氏らの寄稿文を収録し、キャパの足跡を辿る決定版となっている。
さらに、4月26日には報道写真家の宮嶋茂樹氏と写真評論家の白山眞里氏によるトークイベントも予定されている。キャパの作品と生涯について、より深い理解を得られる機会となるだろう。
戦争報道の第一人者として知られるロバート・キャパの作品は、現代の私たちに何を語りかけるのか。この機会に、東京都写真美術館を訪れ、キャパの眼を通して戦争の真実に向き合ってみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000099.000006149.html