伝統と革新の融合!「思い出を重ね着するひな人形」がアジア太平洋広告祭で栄誉ある賞を受賞


日本の伝統文化に新たな息吹を吹き込んだプロジェクトが、国際的な舞台で高い評価を得た。株式会社SIGNINGが手がけた「MINI ME HINA DOLL(思い出を重ね着するひな人形 きおくひとえ)」が、アジア太平洋地域を代表する国際クリエイティブアワード「ADFEST2025」において、LOTUS ROOTS賞を受賞したのだ。
「きおくひとえ」は、ひな人形に"思い出を重ね着する"という斬新な発想を取り入れたプロジェクトだ。子どもの成長と家族の記憶を1体の人形に宿らせるというコンセプトが、審査員の心を掴んだ。この独創的なアイデアは、地域の価値観を具現化した作品に贈られるADFEST独自の賞「LOTUS ROOTS」の選出につながった。
今回のADFESTのテーマは「COLLiDE(衝突)」。1641もの作品がエントリーする中、「きおくひとえ」は文化的意義とクリエイティブの見事な融合を体現し、見事受賞を勝ち取った。
「きおくひとえ」の魅力は、子どもの思い出の服を人形の衣装として再利用できる点にある。愛情たっぷりの手作り服や、お食い初めで着た晴れ着、毎日愛用していたベビー服など、どんな服でも100年の伝統が培った技術で高品質のひな人形に仕立て上げる。これにより、サイズアウトした子ども服を簡単に処分することなく、新たな形で家族の歴史を紡ぐことができるのだ。
このプロジェクトを手がけたSIGNINGは、「ビジネスの課題」と「社会の課題」を同時に解決するソリューションを提供する「ソーシャルデザイニングカンパニー」だ。テクノロジーの進化や世界情勢の激変により、多くの企業が新たな成長領域の開拓を迫られている現代。SIGNINGは、そんな時代に即した「Social Design」と「New Market Design」という2つの領域に特化したアプローチで、統合的なソリューションを提供している。
「きおくひとえ」の受賞は、日本の伝統文化と現代のニーズを巧みに融合させた革新的なアイデアが、国際的にも高く評価されたことを示している。今後も、SIGNINGのような先進的な企業の活動に注目が集まりそうだ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000074.000097754.html