銀座の文化発信地として知られる銀座 蔦屋書店で、新進気鋭の彫刻家・三好桃加による展示「仁王像たちのオフの日.2025 春」が2025年4月12日から開催される。この展示は、普段は厳めしい表情で人々を見守る仁王像たちの意外な一面を描き出し、アート界に新風を巻き起こしている。

三好桃加は、東京藝術大学出身の若手彫刻家だ。彼女の作品は、伝統的な仏像の概念を覆し、仁王像たちが「オフの日」にリラックスしている姿を表現している。例えば、本を読む仁王像や、狛犬に乗る仁王像など、ユーモアあふれる作品が展示される予定だ。

この独創的なコンセプトは、現代社会における宗教観の変化を反映している。三好は「神様や仏様に頼る文化が薄れてきていると感じた」と語り、そこから着想を得たという。彼女の作品は、厳粛な存在としての仏像のイメージを柔らかく解釈し直し、現代人の心に寄り添う新しい仏像の形を提案している。

展示は2025年5月2日まで行われ、作品は銀座 蔦屋書店店頭およびオンラインで販売される。アートファンはもちろん、日常に小さな癒しを求める人々にとっても、心温まる体験となりそうだ。伝統と革新が融合した三好桃加の世界観に、多くの来場者が魅了されることだろう。

銀座の街に新たな文化的潮流を生み出すこの展示。仁王像たちの意外な表情に出会える貴重な機会を、ぜひ見逃さないでほしい。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000151782.html