大阪・関西万博で「愛と平和」を磨く!無料の石磨きワークショップが半年間開催


2025年の大阪・関西万博会場内で、世界中の人々が「愛と平和」をテーマに石を磨くユニークなワークショップが開催される。彫刻家・冨長敦也氏が手がける「Love Stone Project EXPO 2025」の一環として、4月19日から約半年間にわたり実施されるこのイベントは、参加費無料で誰でも参加できる。
ワークショップでは、世界の五大陸から集められた5つの巨大な石を磨く。これらの石は、アメリカ、フィンランド、南アフリカ、日本(大阪能勢)、オーストラリアの各地から運ばれた御影石で、重さは200kgから500kgにも及ぶ。参加者は7段階の異なる番手のやすりを使用し、4月から10月にかけて徐々に石を磨き上げていく。
このプロジェクトの特徴は、国や文化の垣根を越えて、世界中の人々が協力して一つの作品を作り上げることにある。石を磨く行為を通じて、参加者は心を整え、平和への想いを共有する機会を得られる。完成した作品は、EXPO 2025の記憶として永遠に輝き続けることだろう。
冨長氏は2011年の東日本大震災後、被災地で石に触れた経験から、石を通じて世界が一つになれることを実感し、このプロジェクトを始めた。これまでに世界約300か所で実施され、3万人以上が参加している。
ワークショップは4月19日から10月5日まで、ほぼ隔週の土日に開催される。参加希望者は、開催時間に西口ゲート前の作品場所に直接訪れればよい。ただし、万博会場内での開催のため、別途万博のチケットが必要となる。
この「Love Stone Project EXPO 2025」は、「Study:大阪関西国際芸術祭」の一環として実施される。芸術祭は2025年4月11日から10月13日まで開催され、万博会場をはじめ大阪市内の各所で現代アートの展示が行われる。
世界中の人々が集まる大阪・関西万博で、石を磨きながら平和への願いを込める。この特別な体験に参加して、自分の手で「愛と平和」の象徴を作り上げてみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000094.000028825.html