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放送部必見!声優があなたの声を審査「第2回川端康成のこころを詠む いばらき朗読コンクール」

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公募ニュース

読書好きはもちろん、演劇、声優、読み聞かせなど、声の表現に興味がある人に朗報です。全国規模の公募としてはめずらしい、朗読コンクール開催のニュースが飛び込んできました。

大阪の(公財)茨木市文化振興財団では、ノーベル賞作家・川端康成の作品について朗読コンクールを開催します。申し込みの締切は2025年6月30日。本選審査は10月18日に茨木市市民総合センター(クリエイトセンター)・センターホールで行われます。

審査員も豪華な本コンクール。どんな審査員が集まるのか、どのような形式で応募するのか、要チェックです!

※掲載している情報は過去のものの場合があります。今年度の開催状況は、主催者サイトを随時ご確認ください。

詩人、声優、俳優が本格審査

全国から誰でも応募可能な朗読コンクールは貴重です。どのように評価され、入選が決まるのでしょうか?

いばらき朗読コンクールでは予選通過者による本選がホールで開催され、豪華審査員もその場に参加し、審査にあたります。一人ずつご紹介しましょう。

 

  • NPO日本朗読文化協会名誉会長 加賀美幸子氏
    NHKの大河ドラマ、ラジオ深夜便、全国短歌大会などのナレーションやアナウンスを担当し、今なお活躍する声のスペシャリスト。NHK会長賞ほか多数受賞。
  • 詩人 伊藤比呂美氏
    女性の生き方を見つめる作品で、詩のジャンルそのものを牽引する詩人。『とげ抜き新巣鴨地蔵縁起』で萩原朔太郎賞、紫式部文学賞等を受賞。新聞各紙の人生相談「比呂美の万事OK」は大人気連載。
  • 俳優、演出家 中西和久氏
    ひとり芝居で文化庁芸術祭賞、エカテリンブルグ国際演劇祭特別賞ほか受賞多数。日本朗読文化協会理事、日本朗読検定協会認定プロフェッサー。
  • 声優 市川蒼氏
    大人気アニメ「ブルーロック」の五十嵐栗夢役や、「地獄楽」「Just Because!」などのアニメに出演。ご本人からの応募者に向けたメッセージも届いています。

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本選ではこの審査員に朗読を聞いてもらえます。夢のようですね!

まずは録音データで応募。現役放送部もOBも!

本選当日に会場に参加できる人なら誰でも応募可能です。まずは、募集要項をチェックの上、課題作品から1点選んで朗読したものを5分以内で録音。データをWEBからアップロードするか、記録媒体を郵送して応募します。この音声データでの選考を経て、本選出場者が決定します。

部門は、25歳以下の「U-25ステージ」、26歳以上の「初心者チャレンジステージ」、「経験者アドバンスステージ」の3つが設けられています。学生も挑戦しやすい点がうれしいですね。各ステージ最優秀賞受賞者には賞金3万円が授与されます。

初めて朗読にチャレンジする人はもちろん、中高生の放送部や演劇部、大学以上の放送研究会、そのOB、声優やアナウンサー、俳優を志望する人もぜひ挑戦を。夢につながるチャンスかもしれません!

日本語のうつくしさ、細やかさを感じて

日本初のノーベル文学賞受賞者・川端康成を輩出した、大阪府茨木市での朗読コンクール。朗読する対象作品は「伊豆の踊子」 「雪国」 「山の音」 「故園」 「私のふるさと」「日向」 「百合」 「ざくろ」など、どれも川端康成の文学の心を感じられるものばかりです。

声に出して読むことで、リズムの良さ、日本語の響き、登場人物の心情や風景の奥ゆきなどを体感できるかもしれません。文学作品を声で理解し、声で伝える、新鮮な体験を楽しみましょう!