冒険心くすぐる!ベルギー発の児童文学『こねずみくん、ききいっぱつ!』が日本上陸


児童文学の新たな傑作が、ベルギーから日本にやってきた。徳間書店から2025年4月25日に発売される『こねずみくん、ききいっぱつ!』は、読者を魅了する冒険と成長の物語だ。
主人公のこねずみくんは、おじいちゃんを探す途中でフクロウに出会う。しかし、フクロウの家で恐ろしい真実を知ることに。友だちや親せきが次々と姿を消していたのは、フクロウに食べられていたからだった。こねずみくんは、自分も危険な目に遭いそうになりながら、なんとか逃げ出すことに成功する。
しかし、危機はまだ終わらない。フクロウに、ネズミ一族のダンスパーティーの情報を漏らしてしまったのだ。こねずみくんは、仲間たちを救うため、急いで知らせに向かう。その道中で、様々な動物たちのピンチに遭遇。犬、ニワトリ、モグラなど、困っている動物たちを助けながら、自身も成長していく。
本作の魅力は、ハラハラドキドキの展開だけではない。オランダの絵本作家テー・チョンキンによる、ユーモア溢れるカラー挿絵が物語を彩る。また、おじいちゃんの言葉が、こねずみくんの勇気の源となる場面は、読者の心に深く響くだろう。
著者のヘルダ・デ・プレーターは、ベルギーで高い評価を受けている児童文学作家。本作でも、その才能が遺憾なく発揮されている。翻訳は、オランダ語に精通した鵜木桂が担当。原作の魅力を損なうことなく、日本の読者にも親しみやすい文章に仕上げている。
『こねずみくん、ききいっぱつ!』は、子どもたちの冒険心を刺激し、勇気と友情の大切さを教えてくれる一冊だ。大人読者にとっても、懐かしさと新鮮さを同時に味わえる作品となっている。児童文学ファンはもちろん、良質な物語を求める全ての人におすすめの一冊だ。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000847.000016935.html