デジハリの卒業制作の頂点が決定!空気彫刻作品がグランプリに輝く


デジタルハリウッド株式会社が主催する「DIGITAL FRONTIER GRAND PRIX 2025」が4月7日、LINE CUBE SHIBUYAで開催された。このイベントは、デジタルハリウッド各校の新入生が一堂に会する合同入学式と、前年度の優秀な卒業制作を表彰するクリエイティブアワードを同時に行う伝統行事だ。
約750名の新入生とその保護者が参加した合同入学式では、デジタルハリウッド株式会社代表取締役社長兼CEOの春名啓紀氏や、デジタルハリウッド大学デジタルコミュニケーション学部学部長の吉村毅氏らが祝辞を述べた。また、俳優の別所哲也氏も登壇し、新入生にエールを送った。
クリエイティブアワードでは、デジタルハリウッドが運営する各校から集まった約2,000点の卒業制作作品の中から、各部門の優秀作品が表彰された。グランプリに輝いたのは、デジタルハリウッド大学大学院のコニシ マリさんによる『空気彫刻「Living Between Two Ends~生を生きる 死を生きる~」』。審査員リーダーの浅枝大志氏は「デジタルハリウッドらしさ」を評価し、来年度から新設される「アート部門」の先駆けとなる作品だと称賛した。
その他の部門賞では、グラフィック部門で門脇佑華さんの『世界4都市カルチャーサイン計画』、インタラクティブ部門で石橋良介さんの『やきとりDJ』、ゲーム部門で結城康太さんとKwok Yuk Himさんの『Regen Racing』などが受賞。映像部門のベストアニメーション賞を受賞したAlmeida Tomás Luisさんの『Resonance』は、SSFF & ASIA 2025アニメーション部門特別上映作品としても選出された。
学長賞には、ニューヨークで『進撃の巨人』-the Musical-をプロデュースした米田理恵さんと、ハリウッド映画100本に携わった山田義也さんが選ばれた。
新入生からは「先輩方の作品を見て、自分もあの場に立ちたいと思った」「これからの作品作りの参考になった」といった感想が寄せられ、入学式と授賞式を同時開催する独自の形式が、新入生のモチベーション向上に効果的であることが窺えた。
デジタルハリウッドは1994年の設立以来、10万人以上の卒業生を輩出し、デジタルコンテンツ業界の人材育成と産業インキュベーションに注力してきた。今年で設立30周年を迎え、今後も革新的な教育プログラムと業界連携を通じて、クリエイティブ人材の育成を続けていく。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002510.000000496.html