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絵本の魔法使い!板橋区立美術館長が児童書界の名誉ある賞を受賞

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報道発表
授賞式でスピーチする松岡館長(プレスリリースより)

東京都板橋区の公立美術館長が、児童書界で権威ある賞を受賞し、話題を呼んでいる。板橋区立美術館の松岡希代子館長が、「第13回ブロンズ新社書店大賞」のリスペクト部門で特別賞を受賞したのだ。公立美術館の館長としては初めての快挙となる。

ブロンズ新社書店大賞は、児童書を愛する書店や書店員の功績を称える表彰制度だ。通常は書店関係者に贈られるこの賞を、なぜ美術館長が受賞したのか。その理由は、松岡館長の絵本界への多大な貢献にある。

板橋区は「絵本のまち板橋」をブランドとして推進しており、区立美術館はその中心的な役割を担っている。毎年開催される「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」や、イラストレーター向けワークショップ「夏のアトリエ」など、絵本創作の支援と次世代育成に力を入れてきた。

松岡館長は受賞スピーチで、「美術館というフィールドで、素晴らしい作品や作家さんなど、多くの方々に出会いの場を提供し、出会いの場としての美術館を絵本と一緒に創ってくることができました」と語った。この言葉からも、絵本を通じた文化振興への情熱が伝わってくる。

この受賞は、公立美術館が地域文化の発展に果たす役割の重要性を改めて示すものとなった。絵本は子どもたちの想像力を育むだけでなく、大人にも癒しや感動を与える芸術作品だ。板橋区の取り組みは、絵本文化の普及と創作支援の模範となるだろう。

今後も板橋区立美術館の活動に注目が集まりそうだ。絵本を通じた文化振興の新たな可能性が、ここから広がっていくかもしれない。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000169.000129038.html