『赤毛のアン』の隠された秘密!松本侑子が解き明かす驚きの真実とは


『赤毛のアン』ファンに朗報だ。日本初の全文訳を手がけた作家・翻訳家の松本侑子氏による新刊『なぞとき赤毛のアン』が、文春文庫から発売された。この本は、多くの読者に愛されてきた名作の奥深さを、新たな視点から掘り下げている。
松本氏は30年以上にわたり『赤毛のアン』の研究に携わってきた第一人者だ。カナダのプリンス・エドワード島を30回も訪れ、現地の学会でも発表を行うなど、その知識と経験は他の追随を許さない。今回の著書では、そんな松本氏ならではの洞察が詰まっている。
本書では、物語に隠された様々な「なぞ」が解き明かされる。例えば、なぜアンは赤毛を嫌うのか、登場人物の名前に込められた意味は何か、アンの周りに青い羊歯(シダ)がしげる理由など、読者の疑問に丁寧に答えていく。さらに、英文学やキリスト教、ケルト文化、19世紀のカナダの暮らしなど、物語の背景となる要素についても詳しく解説されている。
本書の魅力は、単なる解説書にとどまらない点だ。松本氏自身が撮影した80枚もの写真が掲載されており、アンの世界を視覚的にも楽しむことができる。グリーン・ゲイブルズの美しい風景や、プリンス・エドワード島の林檎園の写真は、読者をアンの世界へと誘う。
『なぞとき赤毛のアン』は、初めてアンの物語に触れる人から、長年のファンまで、幅広い読者に新たな発見をもたらすだろう。物語に秘められた愛や、作者モンゴメリの生涯についても触れられており、『赤毛のアン』の魅力を何倍も深く味わえる一冊となっている。
5月8日に発売されたこの本は、304ページで税込935円。『赤毛のアン』ファンはもちろん、文学や歴史に興味がある人にもおすすめだ。アンの世界の奥深さを知り、さらなる感動を得たい人は、ぜひ手に取ってみてはいかがだろうか。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000654.000043732.html