就労移行ITスクール9周年記念ロゴコンペ、グランプリは「パッチワーク」をコンセプトに多様性を表現
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メンタルヘルスラボ株式会社が運営する「就労移行ITスクール」が開設9周年を迎え、記念ロゴデザインコンペティションを開催した。現役利用者を対象に募集を行い、42作品の中から厳正な審査の結果、グランプリ作品が決定した。
グランプリに輝いたのは、南越谷事業所の「ゆうき」さんによる作品だ。「パッチワーク」をコンセプトに、多様な個性が集まって一つのものを創り上げる様子を表現している。審査員からは「ポップで心惹かれるデザインが、誰もがワクワクしながら学べる場というITスクールのコンセプトと合致している」と高く評価された。
準グランプリには平塚事業所の「kbt」さんの作品が選ばれた。固定概念にとらわれない自由な発想と、「障害」という線引きをなくすというメッセージ性が評価のポイントとなった。また、特別審査員を務めたMIC株式会社による「MIC賞」は、神戸三宮事業所の「長実 ポピー」さんの作品に贈られた。
このコンペティションは、利用者が日々研鑽を積んでいる高度なデザインスキルを実践的に発揮し、その成果を広く社会に示す機会として企画された。グランプリ作品は今後、9周年を象徴する公式ロゴとして採用され、プレスリリースやウェブサイト、記念グッズなど多方面で活用される予定だ。
メンタルヘルスラボ株式会社の代表取締役である古德一暁氏は「障害があっても、やりがいを持って働き、キャリアの選択肢を持てる世の中にしたい」という想いで就労移行ITスクールを立ち上げたと語る。開設から9年間、特にIT分野でのキャリア実現を支援してきた同社の取り組みが、このコンペティションを通じて改めて注目を集めている。
「就労移行ITスクール」は、障害の有無に関わらず自分らしく生き、働くことを目指し、プログラミングやWebデザインなどのITスキルに特化したカリキュラムを提供している。今回のロゴコンペティションは、利用者たちの努力の成果と才能を社会に発信する貴重な機会となった。今後も同社は、障害者雇用の新たな可能性を切り開いていく姿勢を示している。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000093.000051972.html