8歳の少女が描いた感動の絵本!能登半島地震を「やさしく伝える」プロジェクトが始動
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能登半島地震から半年以上が経過した今、その記憶を風化させないための新たな取り組みが注目を集めている。石川県白山市在住の8歳の少女が描いた絵本『門前のパンダちゃん』を全国の子どもたちに届けるプロジェクトが、クラウドファンディングを通じて始動した。
この絵本は、地震で全壊した祖父母の家で発見された「ぬいぐるみのパンダちゃん」の視点から、震災の様子を子どもらしい言葉で描いている。震災を知らない小さな子どもにも、やさしくも真摯に出来事を伝える内容が評価され、文芸社主催の「第27回えほん大賞」で「サンシャインシティ絵本の森賞」佳作を受賞した。
プロジェクトを立ち上げた大脇希映さんは、「子どもの視点が詰まったこの絵本は、読む人の心にやさしく届き、震災の重みや被災者の想いをそっと伝えることができる」と語る。初版500部は約3週間で完配され、その後も増刷が続いている。募金で集まった資金は、絵本の舞台となった輪島市門前町黒島地区の「黒島みらい会議」に届けられる予定だ。
クラウドファンディングは2025年7月7日から8月24日まで実施される。目標は、この絵本を全国の学校や幼稚園、保育園、図書館などに寄贈すること。震災を経験していない子どもたちにも、地震の記憶を「やさしく、でも真剣に」伝え、家族や地域、命の大切さを考えるきっかけを提供することを目指している。
能登の復興にはまだ時間がかかるが、この小さな絵本が大人の心にも静かに響き、支援の輪が広がることが期待されている。震災の記憶を風化させず、未来を担う子どもたちの心に、やさしくも力強くメッセージを届ける。この感動的なプロジェクトに、多くの人々の注目が集まっている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000165251.html