東京藝大が新設する「ゲーム専攻」とは?総合芸術としてのゲーム教育に挑む
- タグ
- 報道発表


東京藝術大学が2026年4月、大学院映像研究科修士課程に「ゲーム・インタラクティブアート専攻」を新設することが発表された。この新専攻は、ゲームを「現代における新しい総合芸術」と位置づけ、芸術分野からゲームの可能性を追求する意欲的な取り組みだ。
新専攻の特徴は、美術や音楽、映像、プログラミングなど、様々な要素を統合的に学べる点にある。カリキュラムは実践重視で、少人数制のゼミ形式による指導や、定期的な講評会、プレイテストなどを通じて、多角的な視点からフィードバックを得られる仕組みになっている。
教員陣も豪華だ。ゲーム業界の第一線で活躍してきた小山順一朗氏や三宅陽一郎氏をはじめ、メディアアーティストの八谷和彦氏、アニメーション作家の牧奈歩美氏など、各分野のエキスパートが名を連ねている。
入学定員は20名で、芸術系だけでなく理工系のバックグラウンドを持つ学生も歓迎するという。これまでの創造的活動の成果と、修士課程での研究構想を総合的に評価して選抜を行う。
ゲーム専攻の設立は、ゲームの社会的価値や可能性の広がりを反映したものと言える。医療や教育、地域振興などの分野でもゲームの活用が進んでおり、社会課題解決のツールとしての期待も高まっている。
7月24日には専攻開設発表会「藝大がゲーム専攻を作る理由」が開催される予定だ。ゲーム教育の新たな展開に、業界からも熱い視線が注がれている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000044.000062917.html