美容業界に衝撃が走っている。メンズ美容のパイオニアGOALD JAPANと、ショート・ボブに特化したレディース美容室sandが、業界初となる教育事業での業務提携を発表したのだ。この提携により、両社の強みを活かした新たな教育モデルが誕生し、美容業界全体の底上げが期待されている。

GOALD JAPANは、全国32店舗を展開するメンズ特化型美容室チェーンだ。代表の中村トメ吉は、メンズ美容ブームの火付け役として知られる実力者。一方のsandは、創業わずか7年で13店舗を展開し、スタイリストの平均年収1,000万円超を実現するなど、急成長を遂げている注目株だ。

今回の提携では、GOALDのメンズ特化技術・教育ノウハウをsandのスタイリストに伝承。将来的にはsand発のメンズサロン立ち上げも視野に入れているという。具体的には、GOALD教育責任者の根目沢竜也とsand教育責任者の我部友希がタッグを組み、選抜されたsandスタイリスト6名に対して直接指導を行う。さらに、オンラインカリキュラムやマニュアルを活用した事前・事後学習も組み合わせ、徹底した教育体制を構築するという。

この取り組みは、単なる技術移管にとどまらない。サロンの枠を超えて「教育の共創文化」を創出することが目的だ。エリアや環境による教育機会の格差解消を目指し、業界全体で垣根を越えて支え合う体制の構築を目指している。

美容業界は今、大きな転換期を迎えている。技術だけでなく、経営力や教育力も求められる時代。この提携は、まさに時代に即した画期的な取り組みと言えるだろう。メンズとレディース、技術と経営、オフラインとオンライン。これらの要素を融合させた新しい教育モデルは、美容業界の未来を明るく照らす道標となりそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000108767.html