eスポーツの世界に新たな風が吹き込む。人気FPSゲーム「APEX LEGENDS」の世界大会に出演した実力派コスプレイヤー2名が、注目のeスポーツチーム「White Grim Reaper（WGR）」に加入した。この動きは、eスポーツシーンに新たな可能性をもたらすかもしれない。

今回WGRに加入したのは、「ぐり粉」と「髙木デリス」の2名。両者ともに「APEX LEGENDS Global Series 2024 Year 4 Championship」に出演した経歴を持つ。ぐり粉はTikTokやYouTubeでの活動も行っており、髙木デリスは声楽を学んだ経験を持つマルチタレントだ。この2名の加入により、WGRはゲーム実況だけでなく、リアルイベントでの活動も強化する方針だ。

eスポーツは今、単なる競技としてだけでなく、"見るスポーツ"としての魅力も高まっている。実際、2025年に札幌で開催された「APEX LEGENDS」の世界大会では、延べ34,000人以上の観客を動員。この数字は、eスポーツの観戦文化が急速に広がっていることを示している。

WGRは今回の新メンバー加入を機に、競技や配信にとどまらず、イベントやメディア出演にも注力する姿勢を示した。さらに、地域イベントとの連携も積極的に行っており、先日開催された「松江城eスポーツの陣」では、ぐり粉が人気キャラクター「春麗」のコスプレで登場し、話題を呼んだ。

eスポーツチームにコスプレイヤーが加入するという今回の動きは、業界に新たな可能性をもたらすかもしれない。ゲームの世界観をリアルに体現するコスプレイヤーの存在は、eスポーツの魅力をより多くの人々に伝える架け橋となる可能性を秘めている。今後のWGRの活動に、eスポーツファンだけでなく、コスプレやエンターテインメントに興味を持つ層からも注目が集まりそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000161868.html