KADOKAWAから新たなジュブナイル冒険小説『明けの空のカフカ』が2025年7月17日に発売される予定だ。本作は第31回電撃小説大賞で新設された≪電撃の新文芸賞≫を受賞した注目の一冊である。

物語は、老人ばかりの隔離された浮遊洞窟で暮らす少女カフカが、ある日外の世界へ飛び出す冒険を描いている。祖父の遺した飛行機で空に飛び出す自由な冒険や、初めての同年代の友達との温かな交流が10代少女の視点から描かれ、読者の心を掴んで離さない。

本作の魅力は、児童文庫から一歩ステップアップしたい学生から、子どもと一緒に読みたい大人まで幅広い層が楽しめる点にある。主人公の成長過程は特に学生の共感を呼び、周囲の大人たちの描写は大人読者の心にも響く。

著者の水品知弦氏は、電撃オンラインのインタビューで「誰に何を伝えたいかを一番に考えた」と語っており、読者への強いメッセージ性が感じられる。また、イラストレーターの森沢晴行氏による美しい挿絵も本作の魅力を引き立てている。

初回生産限定でクリア素材のオビが巻かれており、透明感抜群で物語にマッチする仕様となっている。書店で手に取れば、その世界観をより深く感じられるだろう。

『明けの空のカフカ』は、夏の空へと飛び立つ少女の姿を鮮烈に描き出し、読者を爽やかな冒険の世界へと誘う。この夏、新しい物語の扉を開いてみてはいかがだろうか。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000017267.000007006.html