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感動の新作絵本『ゾウとクジラ』が登場!たなかしん氏の独特な画法で描く心温まる物語

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報道発表
©たなかしん/小学館(プレスリリースより)

人気絵本作家たなかしん氏の最新作『ゾウとクジラ』が、小学館から発売される予定だ。本作は、赤ちゃん絵本『ねむねむごろん』や『だいじなあなた』で知られる作家の新たな挑戦となる大判の物語絵本だ。

物語は、ひとりぼっちの小さなゾウと大きなクジラの出会いから始まる。陸と海、異なる世界に生きる二匹が互いの世界を語り合い、やがて抱える困難を打ち明けていく。そして、お互いを思いやる優しさが「絶望」を「希望」に変えていく――。読者の心に深く響く、温かなストーリー展開が特徴だ。

本作の最大の魅力は、たなかし氏独特の画法にある。海の砂をキャンバスの下地に使い、赤、青、黄、白のわずか4色で豊かな色彩を生み出す技法は、絵本に独特のぬくもりと深みを与えている。この画法が生み出す絵と、巧みな語りやセリフが織りなす感情の起伏が見事に調和し、読者の心を揺さぶる一冊となっている。

また、本作の発売を記念して、兵庫県の明石市立文化博物館で原画展「そうぞうのかけら―砂で紡ぐたなかしんの物語―」が開催される予定だ。7月19日から9月7日までの期間中、『ゾウとクジラ』の原画初公開をはじめ、たなかし氏の初期作品から最新作までの絵本原画、絵画、立体作品が一堂に会する。さらに、読み聞かせやギャラリートーク、子供向けワークショップなど、多彩なイベントも予定されている。

絵本作家としての活動20周年を迎えたたなかし氏。その独特の世界観と技法で描かれた『ゾウとクジラ』は、子供から大人まで幅広い読者の心に残る一冊となりそうだ。夏の読書にぴったりの、心温まる物語を求める方にぜひおすすめしたい作品である。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003252.000013640.html